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2004/12/13

悲しいシンデレラ

師走に入り、忘年会シーズンが始まる。行きは「ヨイヨイ」だが、交通の便が良くない所に住まいがあると、帰りは「コワイ」になってしまう。

私が実家にいた頃、最寄りの駅からターミナルの駅まで行くためには、どうしてもローカル線に乗らなければならなかったが、それは30分に1本しか来なかった。(時間帯によっては、1両編成が1時間に1本だけ……)行きは時刻表に合わせて家を出るのでまだ良いけれど、帰りは猛ダッシュして滑り込むか、間に合わなければイライラしながら30分待つしか無かった。短気な私の性癖は、その頃のホームで熟成されたのではあるまいか。
電車と書いたが、埼京線が乗り入れる以前のその頃は、まだ煙りを吐くディーゼル車で、乗降口の扉には手動で開け閉めするためのボタンまで付いていた。冬など、開けっ放しだと乗客が寒いからだろう。つまり、それだけ停車時間が長いという事だ。

結婚するまで実家にパラサイトしていた私は、残業や飲み会でも、終電に乗るためにはかなり早めに切り上げなければならなかったけれど、数年前にあった中学の同窓会での事。20数年振りという事もあって大いに盛り上がり、地元の人達はかなり遅くまで飲み明かしたそうだ。しかし、私は11時前には大人しく引き上げなければならなかった。(それでも間に合わずに、数駅手前でタクシーのお世話になった)

終電の時間を気にしつつ埼京線に揺られながら、少なくとも12時までは安心していられるシンデレラが羨ましく思えたのだった。

sazanka
 
 
 
白い綿毛にびっしりと覆われた山茶花の蕾。
この綿毛の有る無しによる
椿との見分け方が、初めて確認出来て嬉しい。
 
 
 

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コメント

どんなに楽しい時間を過ごしていようと、心のどこかで時間を気にしていなくてはいけない、って心の一部は冷めさせておかなくてはいけないようなもので、ちょっと辛いですね。まあ、人は日常のいろんな場面でも常に時間の経過を気にしていなくてはいけないことが多いのですけれど。
「綿毛」のある山茶花の蕾の写真を載せてくださってありがとうございます。その後、らしきものは見たのですが、確信までは至っていなかったんですよ。

投稿: ポージィ | 2004/12/13 12:48

ポージィさん、ありがとうございます。

>心の一部は冷めさせておかなくてはいけないようなもので、

⇧まさに、言い得て妙ですね。まぁ、私みたいに垂れ切れの悪い人間は、それ位の足枷があった方が良いのかも知れませんが…。(^^;)

>らしきものは見たのですが、

私もです。別の日にも他の木の蕾を確かめたりしたのですが、それらしい位で、あれ程はっきりした産毛はありませんでした。椿と区別するのって本当に難しいですね。それだけに、貴重な経験でした。

投稿: nanbu | 2004/12/13 15:27

若い頃は、近所で飲んでいて駅からの終バスが
10時代後半、深夜バス(料金二倍)が11時中ぐらいでしたので、間に合うように帰りました。
家が厳しかったしね。
だけど、年に二回のコンサートの打ち上げの時は、家が遠いけど翌日休みをとっている人が、
折角だからと言うので始発が出るまでつき合わされました・・・
「朝が来れば電車はまた走るよ~」って言っていられた頃が懐かしいです。
この頃は暗くなってから街に出ることすら少ないかも。

投稿: ひょん | 2004/12/13 16:13

ひょんさん、ありがとうございます。
深夜バスって知りませんでした。料金が二倍でも、走ってくれるなら乗っちゃいますね。

>始発が出るまでつき合わされました・・・

私の頃は深夜営業のお店も無かったし、友達の下宿とかに泊まらせてもらってました。一人暮らしなのに大抵お客さん用のお布団があったのが、今から思えばとっても不思議。六畳一間に五人位で寝た覚えも…。(^^;)

投稿: nanbu | 2004/12/13 20:33

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