« トウが立つ | トップページ | 幸せの味わい »

2005/03/23

たえて桜の

03_3_31世の中に たえて桜のなかりせば
春の心は のどけからまし

平安の歌人、藤原業平が詠んだという有名なこの歌。
毎年この時期になると、実感として思い出される。

膨らんできた蕾に、今か今かと胸ふくらませ、咲けば咲いたで、いつ満開になるのだろうと気を揉む。
そして満開になれば、今度は吹く風や雨に散ってしまわないかとハラハラして……。

だったら、気にしなければいいのに。
でも、とてもそんな呑気に構えてなんかいられない。
和歌にうとい私でも、この歌だけは聞いた瞬間に心にハマってしまった。もう、時空を超えて、その心と同化してしまう。

お花見には行きたいし、せっかく行くのなら満開の桜の中で……。
そうなれば、週間天気予報もチェックしなければならないし、スケジュール調整にも熱が入る。

桜の花芽は寒さに遇って、初めて休眠から目覚めるのだと言う。
気象庁のはじめの開花予想では、昨年の12月が暖かだったせいで、その休眠打破が遅れたそうだ。だから今年は開花が遅いと言っていたのに……。
3回目の予想は、うって変わって「早い」だって。

郊外のせいか、毎年ウチの方は都心の開花より少し遅れがち。(つか、都心が早すぎ)
おととしは同時に咲いてくれたけれど、都心の開花宣言の後、花冷えが続いた去年はやはり遅れてしまった。
しかし、それと比べても今年はちょっと遅いと感じている。

いったい、気象庁は何をもって「早い」と判断したのだろうか……。
完璧に業平モードになっている私は、今年も蕾の成長から目が離せない。

・・・ホント、疲れるわぁ……。
 
sakuratayori05
 
ホームページmy gardenのコーナーで
今年も「桜の便り」
始めました。
イラストブース
 
 

|

« トウが立つ | トップページ | 幸せの味わい »

コメント

こんにちは。
今日も桜の蕾をためつすがめつしていらっしゃるnanbuさんのお姿が目に浮かぶようです。日本列島、桜の開花予報に一喜一憂していらっしゃる方いっぱいですね。

「イラストブース」の桜の便りも拝見してきました。もう浅葱色が見えてきましたか?うちには桜はなく花桃がありますが、桜より一足早いはずの花桃の蕾はやっと丸っこくなり先が白みを帯びてきたところです。むむ負けるかも(対抗しなくていいってば)(^^)

桜の開花時期、散歩のついでに見られるもので満足しているからかあんまり気をもみませんが、でも見られないと季節感が狂いますね。ある年見られず終いだったときは、プチ浦島太郎気分でした。
うちの辺りのソメイヨシノが咲くのはいつごろかな…

投稿: ポージィ | 2005/03/23 09:35

>ポージィさん
>今日も桜の蕾をためつすがめつしていらっしゃるnanbuさんのお姿が目に浮かぶようです。

ハイ。(^.^)
雨が降りだす前の、つい先程も…。(^^;)

>うちには桜はなく花桃がありますが、桜より一足早いはずの花桃の蕾はやっと丸っこくなり先が白みを帯びてきたところです。

ピンクの桃の花もいいですね。桃色っていうくらいだし。
それにしても、今年は遅いような気がします。

>ある年見られず終いだったときは、プチ浦島太郎気分でした。

私だったら・・・ものすごい忘れ物をしたような気分になりそう…。
ってゆ〜か、それ以前に、立ち直れなくなりそうですが。(^^;)

>うちの辺りのソメイヨシノが咲くのはいつごろかな…

育苗販売会社の説明書によれば、神奈川は東京より暖かいそうですよ。
(大抵、横浜標準になってます。)
きっと、都心と同じ頃咲くんでしょうね。…いいな。(^.^)

投稿: nanbu | 2005/03/23 11:12

雪が多くとても寒かった今年は、やっとお彼岸過ぎて温かくなりかけたかな、という感じの北国より。桜なんてハァ? ってくらい回りはまだ真っ白です。
でも、あっという間に春になるので、雪が解けだしたら早いんですよね。まるで魔法が解けて、一気に時間が回りだすみたいです。油断が出来ません。

引退して時間が出来たらやってみたい(でも多分出来ない)ことのひとつに、桜前線と一緒に北上する旅行、というのがあります。2月に沖縄を出発して6月に北海道でゴール…憧れです。
桜の便り、いい考えですね。毎日ドキドキはらはらしながら、覗かせていただきます。
ホント、この世に桜なんか無かったら、春はのんきに過ごせるのに、ねぇ。

投稿: cue | 2005/03/24 02:50

>cueさん
>やっとお彼岸過ぎて温かくなりかけたかな、という感じの北国より。

寒さが苦手な私は、さぞや、とお気持ちお察しします。

>まるで魔法が解けて、一気に時間が回りだすみたいです。

イギリスとか緯度が高い地方は、5月頃ようやくクロッカスが咲き出し、後はいっぺんに春から夏の花が咲き乱れるとか。まさに魔法のようでしょうね。(^.^)

アメリカの人気挿絵画家ターシャ・テューダーは、ニューイングランドの田舎家で、夢のように美しいガーデンを作っていることでも知られていますが、それもやはり雪がなくなる5月からのようです。(彼女は雪が少ないと、バラの冬越しを却って心配するそうです。)
雪が積もらない関東以西では、チューリップの球根を毎年咲かせ続けるのは無理があったり、暑さに弱い植物は夏を超せなかったり…。その地方によって、随分感覚が違うのでしょうね。

私が、桜の花に一喜一憂しているのは、その時だけでも煩わしい事を忘れていられるから?(^^;)

投稿: nanbu | 2005/03/24 08:15

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/55071/3278753

この記事へのトラックバック一覧です: たえて桜の:

« トウが立つ | トップページ | 幸せの味わい »