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2005/05/05

サマータイム

ajisai夏は英語でsummer。当たり前である。
でも、ここ数年「本当にそうなのだろうか?」と思い始めている。
日本の夏と、あちらのsummerとは全く別物なのではないかと。

ちなみにアジサイの花は、日本では梅雨の頃ひっそりと咲くウェットな印象。
けれど、イギリスなどでは夏中咲き続ける明るいイメージだとか。

それを何かで読んだ時に、驚くと同時に疑問が湧いてきた。

晩秋から初冬のころ、通常より暖かい日和が続くことを「小春日和」というけれど、英語では「Indian summer」と呼ぶ。アメリカンインディアンたちが厳しい冬を向かえる前に、その準備をする貴重な時期なのだという。

もしかしたら、かの地でのsummerというのは、とっても穏やかなイメージではないのだろうか。(あの"SUMMERTIME"も子守唄だし……)
雪に閉ざされた長い冬を乗り越えて、やっと訪れたsummer。
それは、文句無しの季節なのだろう。

関東にしか住んだ事のない私には、「夏」のイメージはジリジリと焼け付くような日射しと、うるさい程のセミの声。ランニングシャツ一枚に、麦わら帽子をかぶった頭からは、ダラダラと滝のような汗が滴り落ちる。(メ○ットしようか?)
そして、部屋中にこもった熱気は暗くなっても収まらず、寝苦しい夜が続く。

昔、日焼けオイルのポスターで、前田美波里さんの背後に描かれていた「summer」の文字。あれが私にとってのsummerである。それは、エキサイティングではあるけれど、強烈な季節。それを充分に楽しめたのは、やはり若かったからだろう。

夏の暑さがこたえるようになった最近の私には、初夏くらいのお日和がちょうどいい。(そう、まさに今)
そんな、ゆったりとした季節。それが、Summerなのかもしれない……。

               ●

今国会で、サマータイム法案が提出されるとか。でも、ちょっと待って欲しい。
生活を「楽しむ」術を知っている国々のサマータイムは、日の長いSummerを堪能するためのもの。
有給休暇を消化することさえままならない日本でそれをしたら、結局サービス残業が増えるだけではないのだろうか……。

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コメント

nanbuさん、読ませていただきました。

日本の夏は実に過酷ですよね。
日本で秋の穏やかな日和を小春日和と呼ぶのは、
おっしゃるとおり気候の感覚の違いからきているのだと、私も思います。

例えばヨーロッパのような夏だったら、どんなに過ごしやすいことか…。
でも、その分冬の寒さは関東の冬の比じゃない、のかしら??
だったら、うだる暑さを選びますデス。

投稿: ポージィ | 2005/05/05 20:58

>ポージィさん、ありがとうございます。

日本は四季がハッキリしていると言われますけど、それは冬と夏があまりにも厳しい季節だから、その狭間の春と秋の過ごしやすさが際立つんでしょうね。
同時に、南北にも長いことから、南の地方は熱帯の気候でしょうし、北の地方はヨーロッパの気候に近くなって…。

>でも、その分冬の寒さは関東の冬の比じゃない、のかしら??

私の場合、寒さもそうですが、その長さに耐えられるかどうか…。
美味しいものをいっぺんに味わうか、小分けにするかの違いのようで。
ちまちました私には、半年に一度過ごしやすい気候が巡って来るほうが、向いているかもしれません。(^^;)

投稿: nanbu | 2005/05/06 07:49

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