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2005/08/09

恐るべし麺類

私は麺類が好きである。
しかし、それと対峙した時、いくばくかの緊張を強いられるのもまた事実である。

なぜなら、麺類は「長い」という特性を持っているからだ。
箸で適当につまんでしまうと、思いのほか大量の麺がつかめてしまう。
実際につまんでいるのは少量でも、それは氷山の一画。
その下には、膨大な量の麺が連なっている。


以前テレビの番組で、楚々とした風情の女優さんが素麺を召し上がった事がある。
婉然と微笑みながらおっしゃるには、「素麺の繊細な感じが好き」。

しかし、麺鉢からすくいとった素麺の量は、私が考える3倍はあった。
「……そ〜か!麺ツユに浸した後、小分けにして食べるつもりなのか」
と、安心したのもつかの間、なんとそれをそのまま口に入れてしまった。

「い、いくら何でもそれは無理でございます!」

私が心の中で叫んだ次の瞬間。
あろう事か、その方は麺を途中で食い切ったのである。

・・・その時、私の目は点になった。
たしか、素麺の繊細さに惹かれてたんじゃぁ……。


お里が知れている私、決してお行儀がイイとは言えない。
けれど、なぜか麺を食い切るのだけは抵抗がある。

だって、その全身がツユの中でたゆたってこその麺。
食い切っちゃったら、中途半端な長さで残ってしまう。
そしてそれを繰り返していたら、全体が食べ残しみたいになっちゃいそうで……。

だだ、それは残りを自分が食べなきゃならないから気をつけてるだけ。
別に、相手がどんな食べ方をしても気にならないんだけど……。
自分だって、不用意に口に入れちゃって、食い切らざるをえない時もあるし。


これもまた、以前観たテレビのNG番組でのこと。
あるイベントを取材していた女子アナが、麺類を食べていた。
静かに麺をすすり、決して噛み切ろうとはしない……。

しかし、その健気な努力が報われようとしたまさにその時、耐え切れなくなった彼女は、「ウェッ」と口の中の麺を全て吐き出してしまった。

・・・あまりに痛ましいその映像。

これだから麺類は恐ろしい。

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