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2006/01/28

青と緑の狭間で

stro_biora子供の頃、伯父の家に行った時の事だ。

私が、そこにあった緑色の灰皿を、「あお」と言ったら「これは緑色だよ」と訂正されてしまった。

「そりゃそうだけど、大人はこんな色の事を『青』っていうくせに……」
その時、釈然としない気持ちになったのを、よく覚えている。

「『青』と『緑』はあんまりうるさく区別されない」
子供心に察していたそんな「お約束」を、反故(ほご)にされたような。
うまく言えない、もどかしさを感じたのだった。


この話題になると、青信号も実際には緑色、なんてよく言われる事。
(最近は発光ダイオードの信号になったりして、随分改善されたのかもしれないけれど)

実際、人間の目はオレンジ色から黄色、黄緑色にかけては、かなり識別できるそうだ。
それが逆に、緑から青緑、青にかけては見分けにくいんだとか。


それだけ微妙な「青」と「緑」。
それが言葉で使われる時。その曖昧さはより顕著になる。

「目に青葉」とか「青田刈り」とか、平気で言われるし。
こんな、葉の緑を青にたとえた言葉では、他にも「青くさい」、「青二才」なんかも。
果ては、馬の青味がかった黒い毛色を「青毛」といってみたり。

なんか「青」の独壇場みたいだけど。
馬が「青毛」なら、人間は「緑の黒髪」なんて言うし。
「緑風」、「緑道」とか、「緑子(嬰児)」なんて言葉まであって、どっこい緑も健闘している。


こうなってくると、もうなんでもアリではないか。
(緑色の背をした鳥、「アオゲラ」は「緑啄木鳥」って書くんだからビックリ)
結局ゴロがいい方になってるのだろうか?

誰が子供だった私を責めらりょう。

……伯父さん。
子供の私が言いたかったのは、そ〜ゆ〜事だったのであります。
 

gurade
●便宜上
C(シアン)
M(マゼンタ)
Y(イエロー)の
%で表してみました。
 
 
↓「緑の黒髪」についての面白いお話のサイトさんを教えていただきました。
緑の黒髪/信号の青

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コメント

群青色の記事といい 「色」に関しては
やはりプロのnanbuさんならではの感性だなと感心してます(^_^)

青と緑に関しては 本当曖昧ですね
そこに「緑の黒髪」まで登場したので
試しに検索してみると、、、
(いつも思う、、こういう手間(努力)を何故学生時代にしなかったか(^_^;))

こんなサイトに出会いました↓
http://www.hm.h555.net/~irom/g_etc/irom_midori.htm

古来 色はたった4色しかなかったこと
緑は色の名前じゃなかったこと など
へぇ~、、とお勉強になりました(^o^)

今日こちらは晴天で暖かく青空が広がってます
こういう日は夕陽のオレンジも綺麗で それまで待っててもいいんだけど
足元で「まだぁ?」と見上げてるラムっちの散歩へ行ってきまぁ~す(^^)/~~~


投稿: miki | 2006/01/28 15:42

 
mikiさん、コメントありがとうございます。(^^)
紹介して下さったサイト↑、さっそく拝見してきました。

・・・もう、もう。「ス・ゴ・イ」の一言です。

「翠」と「碧」は「あお」とも「みどり」とも読むとか、
なんでもかんでも「あお」と言っていた私の父を思うと、それも頷けます。

またまた目からウロコが何枚も落ちました。
軽妙な語り口を読むだけでも面白いし、
これはぜひ、多くの方に読んで欲しいですよね♪

mikiさん、素晴らしいサイトを教えて下さって、感謝します!

ずいぶん日の入りが遅くなって、夕日は無理かもしれませんが、
暖かい青空の下のお散歩、ラムちゃんと一緒に楽しんできて下さいね。(^^)

投稿: nanbu | 2006/01/28 17:04

たっだいまぁ~(^o^)

良かった 喜んでもらえて♪

>軽妙な語り口

ソフトな語り口がnanbuさんに似てるなぁと思ったんですよ
(気を悪くしたら ごめんなさい)
そして あのページからサイトマップを開いてみたら
「グラフィック作品」も載ってたし 思わず おぉ♪って感じ(^_^)v

「目の錯覚」は単純に面白いし
「小説とエッセイ」も私は好きでした
nanbuさんのお陰で めっけもん♪です(^_^)

投稿: miki | 2006/01/28 18:38

 
mikiさん、おかえりなさい。
コメントありがとうございます。(^^)

>(気を悪くしたら ごめんなさい)

とんでもない!似てると思ってもらえたら光栄です♪
「グラフィック作品」、中でも『ぬけだした麒麟』は秀逸ですね。
「目の錯覚」の、(6)『ゆがんでる』には、思わず定規を当ててしまいました。
ショートショートの『間違ってしまう男』も面白かったし、
また後で、ゆっくり読もうと思ってます。

こちらこそ、めっけもんでした♪
せっかく教えていただいたので、記事中にもリンクを張らせていただきますね。(^^)

投稿: nanbu | 2006/01/28 21:00

nanbuさんこんばんは~。
いや~、さすがnanbuさんですね。
子供の頃納得いかなかった「青」と「緑」…

記事がとってもスムーズで流れるように書かれていましたので頷きながらスラ~っと読んでしまいました。
比喩も巧みでぽぱいでも分かりやすかったです(^0^)vイェイ

確かに以前は信号機の色は緑っぽかったですね~。

発光ダイオードの信号の「青」は緑と青の中間色ですよ。
本物の青は青色ダイオードの色でクリスマスイルミネーションによく使われていますからね~。

すいません、白髪を染めた髪が伸びてきて…
「白の黒髪」になってしまっている青四七才のぽぱいです(^^ゞ

miki姉さん

>「翠」と「碧」は「あお」とも「みどり」とも読む…

知らなかったっす~!
いや~インターネットって勉強になりますね(あさってには忘れてるけど…)

投稿: ぽぱい | 2006/01/28 23:14

 
ぽぱいさん、コメントありがとうございます。(^^)
そんなに褒めてもらうと、照れてしまいますぅ〜。
(でも嬉しい♪)

>子供の頃納得いかなかった「青」と「緑」…

思い出したんですけど、父に「その青いの持ってきて。」と言われた時わからなくて。
「これだよ。」と緑色のを見せられて、驚いた経験があったんです。
だから伯父に訂正された時、反則攻撃を受けたみたいに感じて。
今でもよ〜く覚えてるってことは、やっぱりショックだったんですよね〜。

>発光ダイオードの信号の「青」は緑と青の中間色ですよ。

あ、青色ダイオードの色はイルミネーションの「青」になっちゃうんですか。
だったら、やっぱり緑と青の中間の色の方が「青信号」って感じですね。(^^)
発光ダイオードの信号は、夕日がバッチリ当っても見えるから助かりますぅ〜♪

私も今度白髪染めを買う時は、「ダークブラウン」から「ブラウン」に変えようかなと。
そうすると「白と茶色の黒髪」で三毛になっちゃいそうな、今年青四七才+青二才×2のnanbuです。(^^;)

投稿: nanbu | 2006/01/29 10:38

新しい記事がアップされたのに、まだここにとどまっているポージィです。

青や緑の言い方や言い換えが、ここまで微妙にいろいろあったとは、
目から鱗でした。
私は子供のころ、「青信号」と聞くといつも「緑なのにぃ~」と
言いたくてウズウズしていました。大雑把なところもたくさんあるくせに、
時々みょうに細かくこだわりたいときがあって、緑に見えるものを
青と言うことに抵抗があったんですね。
でも、だんだん日本語の深みのようなものをぼんやり感じられるように
なってきてから、抵抗感が薄まったような気がします。
それにしても、日本人は微妙な色の変化に敏感な民族ですね。

色のお話が楽しかったせいもあるのですが、ここにとどまっている
もう一つの理由。それは、「青四七才+青二才×2」の計算ができないから(^o^)

投稿: ポージィ | 2006/01/31 10:31

 
ポージィさん、コメントありがとうございます。(^^)

>「青信号」と聞くといつも「緑なのにぃ〜」と言いたくてウズウズしていました。

あぁ!ウズウズって分かりますぅ。
その、言わずにいられないって「ウズウズ感」が、私のコンセプトなんですもん。(笑)

>緑に見えるものを青と言うことに抵抗があったんですね。

緑という名前があるのに、わざわざ青と言い換える。
子供には、ちょっと納得できないですよね。

日本語には、同じ音でも、それぞれに違う意味を持った漢字があるから。
これは、漢字を「輸入」した、日本独自のものなのかもしれませんね。
(中国語を知らないので、何とも言えませんが。)

>それは、「青四七才+青二才×2」の計算ができないから(^o^)

良かった♪
現実は、美しい幻想の中に封印してしまいましょう!(^^)

投稿: nanbu | 2006/01/31 14:42

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