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2006/01/16

群青色を探して

gunjo群れた青と書いて「ぐんじょう」。

様々な「青」が幾重にも重なりあったような、深みのある青。
刻々と移り変わっていく夕暮れの、黒に変わる前のつかの間の色。

それが時を止めて、固まってしまったような。


子供の頃持っていたクレヨン。
そこには、「ぐんじょういろ」と書かれた1本があった。
それはなぜか好きな色で、「みずいろ」や「ももいろ」と共に、他の色より早く短くなったものだった。

大人になるにつれ、それに「薄紫」や「ペパーミントグリーン」が加わって。
好みの色も変わっていったような気がする。

でも、そんな中で、決して一番にはならなかったけれど。
「紺色」でもなく「藍色」でもない「群青色」は、常に五本の指に入る「外せない色」だった。

そして、その漢字が「群青」だと知った時、それは決定的なものになった。


そんな思がつまった群青色。
今まで何度も、この色をテーマに書こうとしたんだけれど。
どうしてもできなかった。

それは群青色が、自分の中の「あの」群青色ではなかったから。

以前、利休色の記事でも書いたけれど、色にも規格がある。

ただ、それも色見本によっては全く違う色だったり。
特に「紺色」「藍色」「群青色」は、私が思っていた色とは違う。

コバルトブルーのような鮮やかさはないのに。
不思議とそれより透明で。
ウルトラマリンブルーより、ずっと深みのある色。


なにか記憶違いがあったのだろうか。

好きだったあのクレヨン。
そこには、たしかに「ぐんじょういろ」と書かれていたはずなのに……。
 
jis_iro
 
 
 
●JIS慣用色名 左から群青色#384D98 紺色#343D55 藍色#2B4B65
 コバルトブルー#0062A0 ウルトラマリンブルー#384D98(群青色と同じ)

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コメント

nanbuさんは群青の美しさにぞっこんなのですね。
群青しか持ちえない神秘的とすらいえる澄んだ美しさ…
完全にとは言えないまでも分かる気がします。
夕暮れ時の次第に濃くなっていく群青など、もうもう、たまりませんね。
見ていると涙ぐんでしまうほどです。

私の使っていたクレヨンや色鉛筆の群青色は、今意識して思い浮かべる
群青よりも、すこぉし青みが強かったような気がします。

ところで、一つ前の記事のデジャヴにも、たくさん思いが湧き出たのに
コメントできずにいました。
前世の記憶がデジャヴとして甦る、といったファンタジー小説大好きです。(^^)

投稿: ポージィ | 2006/01/16 12:48

 
ポージィさん、コメントありがとうございます。(^^)

今回自分で色を再現してみて、その難しさを痛感しました。
どうも自分が思っていた色にならなくて。
クレヨンて、筆圧の違いで薄くなったり濃くなったりするでしょう?
その加減の仕方で感じる透明感が、群青色には一番ある気がするんです。

ただ、探してみると、藍色の方が近かったりする時もあって。
調べれば調べる程、自分が思っていた色が見つからないもどかしさを感じました。

自分の記憶の中で、勝手にイメージが広がっちゃったのかもしれないし。
もしかしたら、群青色というよりも、あのクレヨンを探してるのかもです。(^^;)

>前世の記憶がデジャヴとして甦る、といったファンタジー小説大好きです。(^^)

それをモチーフにしたお話は読んだことないんですが、面白そう♪
いろんな想像をかきたてるデシャヴって、それだけ不思議な体験ですよね。(^^)

投稿: nanbu | 2006/01/16 16:00

青は好きな色です。スカイブルーから群青に至るまで,透明度のある青が好きです。
そういえば 色鉛筆でも絵の具でもぐんじょういろはおなじみの色ですが
漢字で群青と書くとは知らなかったです。
朝青龍の読み方も 初めはわからなかったですし(^^ゞ

日暮れから夜に移り変わる一時 空が群青になるときがあるのでしょうか。
天気の良い日には 夜空にもぽっかり雲が浮かんでいるのがきれいに見えることに
初めて気づいたときは とても感動しました。

投稿: ろーど | 2006/01/26 19:14

 
ろーどさん、コメント嬉しいです。(^^)

私も群青色の漢字を知ったのは、大人になってからですよ〜。(^^;)
(子供の頃の事は聞かないで♪)

>朝青龍の読み方も 初めはわからなかったですし(^^ゞ

「ちょう・せい・りゅう?」・・・コレも聞かないで〜。(笑)

>日暮れから夜に移り変わる一時 空が群青になるときがあるのでしょうか。

自分の中での群青は、そんな色なんですけど。
今回調べてて自信が無くなっちゃいました。(T_T)
(ユーミンも「♪藍色は群青に 薄暮は紫に」って歌ってるんですけどねぇ…。)

投稿: nanbu | 2006/01/26 22:08

>日暮れから夜に移り変わる一時 空が群青になるときがあるのでしょうか。

ごめんなさい,これは否定ではなく肯定です。言葉足らずですね,どう書けばいいのか…
私が思うところの群青が深まる夕暮れは 平和な静寂が感じられます。

日暮れから夜に移り変わるとき,空は様々な色に変化します。
夕暮れ時 空にはっとするような色を見つけても その感動を分かち合える相手がそばにいるとは限りませんね。

私にとって思い出の夕暮れの色は赤紫ともいうべき色です。
都会の汚れた空気がそんな色を作り出したのだと思いますが
当時の自分の状況とも重ね合わせてその胸騒ぎがするような妖しさがずっと記憶に残っています。

投稿: ろーど | 2006/01/27 20:02

 
ろーどさん、コメントありがとうございます。(^^)

>日暮れから夜に移り変わるとき,空は様々な色に変化します。

ホントに一瞬の事なんですよね。
カメラを取りに行って戻ったら、もう違う空だったりして。
分かち合うことができないからこそ、よけいに惜しく感じるんでしょうか。

>私にとって思い出の夕暮れの色は赤紫ともいうべき色です。

単純に美しいと言いきれないような、怖くなるくらいの色を見せる時、ありますよね。
いつまでも消えない赤味が残っていたり。
胸騒ぎがするような妖しさって、ぴったりだと思います。

空色から群青色に移り変わるのは、当たり前のように感じてましたけど。
たしかに、そんな時ばかりじゃないかもしれませんね。

ろーどさんがおっしゃりたかった事、なんとなくわかったような気がします。

投稿: nanbu | 2006/01/27 22:20

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「郡上市」 合併前は7町村を集めた「郡上郡」と呼ばれてました。 この「郡上」という名の由来って何でしょう。 人の伝えで聞いたことなので、 本当かどうかわかりませんけど、 藍染盛んなこの土地で、 藍の「群青色(ぐんじょういろ)」から通じているとか。(じゃあ藍色って何だ?) 本当かな? 知ってる人がいたら教えて欲しいです。 「キタロウの水とのかたりべ 」 http://blogs.yahoo.co.jp/bmw1180masaru/trackback/993942/27387838 「群青色を探... [続きを読む]

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