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2006/05/04

初夏の面差し

Haura_right寒い日があったかと思えば。
夏を思わせるような陽気になったり。

春の天気は気紛れ。
なんて言ってられない。

五月六日は「立夏」。

気がつけばもうすぐ「はつなつ」。
初夏である。


三月は、まだ生まれたての「春」。
それが、桜の花が散る四月になって、やっとうららかな「春」本番に。
そうなったら、ボヤボヤしてるヒマはない。
爛漫の春に浸る間もなく、風薫る五月になってしまう。

暦の上では「春」は二、三、四月になるのだろうけれど。
体感的に二月は「冬」だし、八月が「秋」だなんて寂しすぎる。
やっぱり「春」は三月からだと思いたい。

でも、五月が初夏だというのだけは、不思議としっくりくる。
夏じゃないけれど、夏の兆しをはらんだ季節。


春が、おかっぱ頭の愛らしい女の子だとすれば。
その子が知らぬ間に成長し、ある時ふいに大人の顔を見せるような。

初夏は、そんな乙女の面差しをしている。


まだ柔らかくて、初々しい色の若葉。
陽に透けて、光る葉裏のそよぎは、笑いさんざめく少女達のよう。
少しもじっとしていない。
木漏れ日を踊らせながら、すぐに次の季節へと旅立ってしまう。

夏が来る前の、ほんのひと時。


それは、そこにそのまま留めておけないからこそ、輝いて見えるのだろうか。

5_4hyakka_1
 
 
初夏は、
春の花と夏の花が咲き乱れる
百花繚乱の季節。

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コメント

nanbuさん、こんにちは。なんて詩的なんでしょう。

「陽に透けて、光る葉裏のそよぎは、笑いさんざめく少女達のよう。
 少しもじっとしていない。
 木漏れ日を踊らせながら、すぐに次の季節へと旅立ってしまう。」
この部分なんて、もううっとりとしてしまいました。

そして、またまた「緑のそよ風 いい日だね ♪」が
頭の中に流れています。(^^)
残念ながら、この数日はとても「そよ風」とはいえない
強風が吹き荒れていますが…(;_;)

投稿: ポージィ | 2006/05/06 10:56

 
ポージィさん、コメントありがとうございます。(^^)

春に嵐はつきものというか。
程良いそよ風って、案外少ないんですよね。
爽やかな気候も、ほんのいっときで。

今まで散々春が来るのを待ってたのに、
いざ春が来たら慌てちゃいました。
ボヤボヤしてると、スグに梅雨になっちゃうし、
この季節が、もったいなくてもったいなくて。
むさぼるように味わってます。(笑)

箸が転んでも可笑しい年頃って言いますけど。
かしましい中高生も、この季節も、私にはまぶしく映りマス。(^^;)

投稿: nanbu | 2006/05/06 12:49

詩人のnanbuさん
こんばんは~。

いや~nanbuさんのブログは、前々から文章に赴きがあるな~!って思っていたのですが…
今回の「初夏の面差し」はまた一段と赴きのある作品?になっておりますね~ヽ(^o^)ノ
いろいろなボキャブラリーが無ければとても書けませんよ。
nanbuさんは本当に博識ですね。

「百花繚乱の季節」…
うーん、まさにその通りの「秩父の芝桜」♪
堪能してきましたよ~!
おすすめでーす(^-^)v

投稿: ぽぱい | 2006/05/06 22:20

 
ぽぱいさん、コメントありがとうございます。(^^)

えへ。今回はちっと乙女チックしてみました。
歳とともに言葉って増えるみたいですよ。ボキャブラリーは年齢と比例するんですね。
・・・ん?ってことは。('・')

>「百花繚乱の季節」…

冬は雪や霜が心配だし、夏は暑さでグッタリしちゃうのに。
何の心配もなく花を楽しめる時期になりましたね。
なにより、外にいるだけで気持がイイなんて、ゴージャスな季節ですよね。(^^)

>うーん、まさにその通りの「秩父の芝桜」♪

ピンクの濃淡や薄紫の芝桜、とっても綺麗でしたもんね!
天気予報によれば、今日は雨ですけど。
連休中、ぽぱいさんが秩父にいらした日はいいお日和でしたね♪

投稿: nanbu | 2006/05/07 08:35

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