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2006/06/06

インディアン

5_25_2トランス雑記その14

この前は、「ディズニーランド」という子供時代のテレビ番組にまつわる思い出だったけれど。

その頃は、国内で製作した番組が少なかったせいか、外国製ドラマが花盛りだった頃でもある。

「パパは何でも知っている」や、「パティ・デュークショー」など、懐かしい番組がたくさんあった。(「奥様は魔女」は、ちょっと後になってからだと思う)

「ローンレンジャー」、「ライフルマン」といった、西部劇もいろいろあったけれど。
勧善懲悪のそれには、お決まりのように悪役のインディアンが登場していた。


人種差別などという言葉さえ知らなかった子供の頃。
その時の自分には、悪い奴としか映らなかった。
そして同時に、主人公に感情移入していた私は、当たり前のように自分は白人だと思っていた。
(だって日本語しゃべってるし)

見た目は、どう見てもインディアンの方に近いのに。
子供の理解力とはそんなものなのだろうか。
あるいは、それがメディアの力なのだろうか。


当然、成長してからその事実に気がつく訳だけれど。
そのときの衝撃は、言葉にできないほどだった。

「白人=良い人=自分」

と、何の疑いも無く信じていたのに。
自分は有色人種で、悪者だと思っていた方の仲間だったとは……。


それは、悪の権化ダースベイダーが、自分の父親だと知った時のルークの心情と、程度の差こそあれ、同じ種類のものではなかったろうか。

'04年7月5日

追記:“ダヴィンチ・コード”によると、強烈な先入観が、脳に見て見ぬふりをさせるそうでございます。

5_25_3
 
名前も知らない野辺の花。
上の写真のピンクの他に
白い花もありました。

「みんなちがって みんないい」(^^)

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コメント

こんにちは(^^)
前の記事を拝見して、このごろブームになっている
昭和30年代の懐かしさ…といったものを感じて
ノスタルジーに浸っていました。
コメントを書けずにいるうちに、あ、もう次がアップされちゃった!

今日の記事も「あるあるある わかるわかるわかる」と
何度も首を縦に打ち振りながら読ませていただきました(^^;)
私は幼少期から翻訳ものの物語の方が好きだったようで、
「世界少年少女文学全集」のなかでも、西洋圏の作者のものに
お気に入りが多くありました。
でもって、nanbuさんに負けじと感情移入が激しいのですよ。
完全に主人公なりきりで読むんです…。
当然、後で我に返ったときのギャップの大きさによるがっかりも
多々経験してきました。
でも、今でも主人公なりきりで読む癖も西洋翻訳ものが好きなのも
相変わらずなのです。あどけない子供だった頃より、ギャップは
いろんな意味で広がっていますよね、きっと。ガックシ

「みんなちがってみんないい」 はい、そのとおりですとも!!

お花は「ニワゼキショウ」ですね(^^)

投稿: ポージィ | 2006/06/06 12:06

 
ポージィさん、コメントありがとうございます。(^^)

面白いお話であればあるほど、そりゃのめり込んじゃいますよね♪
でも、見た夢がいい夢であればあるほど、覚めた時のがっかりも大きいんですよねぇ…。(T_T)
(かといって、悪い夢も見たくないんですけどぉ。)(^^;)

>「みんなちがってみんないい」 はい、そのとおりですとも!!

たしかポージィさんも、以前この一節を引用なさってましたよね。
金子みすずさんって、乾いた心に染みわたっちゃいマス。(^.^)

この花、「ニワゼキショウ」という名前なんですね。
見るたびに気になっていたので、名前を教えてもらえて嬉しいです。
さっそく検索してみましたらアヤメ科だそうで。
ちょっと意外ですが、野草とは思えないほど奇麗な花ですね。(^^)

投稿: nanbu | 2006/06/06 15:58

nanbuさん
こんばんは~(^0^)v

>“ダヴィンチ・コード”によると、強烈な先入観が、脳に見て見ぬふりをさせるそうでございます。

なるほど~!
人間は年齢が増せば増すほど既製概念の固まりになって来るような気がします。
長い間の経験がそうさせてしまうのでしょうね。

年を取ると物忘れが多くなると言われますが、記憶力って若い頃とたいして変わらないそうですよ…

新しい事が次々と起こる若い頃と違い、年をとると変化のない単調な暮らしが続くので(同じ事の繰り返し)、昨日の夕食を思い出さないんだそうです(笑)

昔から“インディアンは嘘をつかない”と思っていますが…
これも既製概念なんでしょうか?

インディアンに騙された人はいるのかな~?(笑)

投稿: ぽぱい | 2006/06/07 21:38

 
ぽぱいさん、コメントありがとうございます。(^^)
またメンテだったようで、返信できずにゴメンナサイ。m(_ _)m

>人間は年齢が増せば増すほど既製概念の固まりになって来るような気がします。

そうなんですよね〜。見てるようでいて、見てない。
だから、ぽぱいさんの発見したものを「なんで今まで気がつかなかったんだろう!」と、いつも驚きながら読ませていただいてます。(^^;)

「記憶力はたいして変わらなくても、同じ事の繰り返しだから思い出さない。」
うん、きっとそうなんです!↑このお言葉にすがる事にしました。(笑)
(ただ、昨日は思い出せても、一昨日はどうしても思い出せないのが怖いんです!!)(T_T)

>昔から“インディアンは嘘をつかない”と思っていますが…

あは♪そういえば「インディアン嘘つかない。」は決まり文句でしたね。
でも、(ここでちょっと真面目に)精神の気高さからいえばその通りだと思います。(^.^)

騙された人がいるかいないかは、騙された人に聞いてみないとわからないんですけど。(笑)

投稿: nanbu | 2006/06/08 19:56

インディアンに対して確かに既成概念はありますね。
それはおおかたメディアによって作られたものでしょう。
日頃何の疑問も持たずにアメリカのドラマや映画を見て生活していますが
だからといって日本人がアメリカ人にになれるわけはありません。
外国人,特にいわゆる白人と相対すると 否が応でも自分がアジア人であることを思い知らされてしまいます。

常々思うのですが,何故日本人はもっと自国の文化と伝統に自信を持たないのかと思います。

ニワゼキショウ もちろん知ってますよ。
雑草のなかでも愛らしい花をつけますね。特に白い花が好きです。
以前近所の公園でこの白い花の集落を見つけたので種を採ってうちの庭に植えておきました。
さて,今年は白い花 増えてるかな~(^.^)


投稿: ろーど | 2006/06/09 21:56

 
ろーどさん、こちらにもありがとうございます。(^^)

日本人なら、誰でもこの事実に気がついた時があった訳ですよね。
そうやって、子供は少しずつ世間の厳しい現実を知って、それを受け入れていくんでしょうけれど。
私が思っていた事を、ろーどさんに言ってもらったような気がします。

外国に留学した方が、「日本の文化を尋ねられた時、答えられずに相手にされなかった。」と書いてらしたのを、何かで読んだ覚えがあります。
字幕翻訳家の戸田奈津子さんも、「翻訳家になるためには、まず日本語を知る事が大切だ。」とおっしゃってましたけど。
先入観をはね除けて対等に扱われるためには、日本人としての「個」を確立する必要があるのかもしれませんね。

>ニワゼキショウ もちろん知ってますよ。

おぉ!ろーどさんはご存知だったんですね。
私がこの花に気づいたのはブログを始めてからです。(^^;)
それまでは、やっぱり「見てるようでいて、何も見てなかった」んですよね。

投稿: nanbu | 2006/06/10 08:42

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