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2007/04/24

畳の匂い

7kituneazami去年の夏だっただろうか。

お休みということもあって、いつものウォーキングはウチの子と一緒。

それまで生い茂っていた夏草もキレイに刈り取られて。
草いきれが立ちのぼる土手の小道を歩いていたら、ふいに畳の匂いを思い出した。


見れば、イグサほど長くはないけれど。
草刈りの済んだ斜面には、それとよく似た草が投げ出されている。

ほど良く乾いたそれは、とても気持良さそうで。
ヨッコラショと腰を下ろすことに。

「あぁ、畳みたいでイイ匂い……」

するとウチの子は「畳って、おばあちゃんちにあるヤツ?」と言う。
そうか!家には和室がないんだった。

今のマンションに越す時、和室を木床にリフォームしたから。
たまに行く実家でしか畳を知らないのかもしれない。


畳と言えば。

現在のスタイロ畳と違って、昔のは芯材がワラでできた畳床。
だからとっても重かった。

何年かに一度は、表面のイグサで出来た畳表を張り替えたり。

重いそれを庭に出して、ハの字に立てて日に干していたのを覚えている。
畳を取り除くと、下に敷いてあったDTTまみれの古い新聞紙が顔を出したり。
(今思うと恐ろしいけれど)
そんなことも懐かしい。

畳屋さんが家の庭でする、表替えの作業を見るのも楽しみだった。
子供の記憶だから定かではないけれど。
太さ3、4ミリくらいはあろうかという長い針で、イグサを畳床に縫い付けていたような気がする。肘をテコにしてグイグイと。

剥がされた古い畳表は、自動的に子供達が遊ぶゴザになって。
タンスが置かれていた跡は日に焼けず、かすかに青い色が残っているのも面白かった。


……で、そうなると。
つい、キャンディーズの『微笑がえし』を思い出してしまう年頃の私。

♪畳の色がそこだけ若いわぁ〜

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コメント

そうか…まだ新しい青畳のイグサの香りを知らない人(子)も
当然いるのですね。あの独特の香りは私も好きで、出会うと思わず
深呼吸をして深く吸い込んで味わってしまいます。

畳をあげて干す様子や畳替えの職人仕事というのは、TVの中でしか
見たことが無く、大掃除のときもしたことがありませんでした。
(畳替えはお持ち帰りでの作業でしたし)
現在のわが家に至っては、畳の上に乗っている数々のモノを動かすことを
考えただけで気持ちがなえ、しなくちゃいけない畳替えを放置している始末。
タンスやら何やらの大物家具の下の厚い埃の下には、まだ青い部分が
かすかなイグサの香りを残しているかもしれません。

キャンディーズの「微笑がえし」にはそんな歌詞があったのですね。
現代の若い子にはピンとこないかもしれませんね。ここにも時代の流れが…

投稿: ポージィ | 2007/04/24 10:34

 
ポージィさん、コメントありがとうございます。(^^)

そうなんですよ。意外なリアクションに驚きましたけど、言われりゃ確かにそうだと。
和室をフローリングにリフォームする場合も多いし。
青畳の香りを知らない人は、これから増えるかもしれませんね。

あ、ポージィさんのお家は、畳屋さんがお店に持って帰って作業してたんですね。
私は近くに畳屋さんがあったので、職人さんの作業を見てたりもしましたけど。
ウチの庭で張り替えてるのを見た覚えもあるんですよね。
(注文が殺到してお店でできなかったとか?)
私も、きっと家に和室があったとしても、畳替えなんて考えもしないと思います、はい。(^o^)/

>ここにも時代の流れが…

フィギュアスケートの浅田真央ちゃんなんて、平成生まれなんですもんねぇ。(T_T)

投稿: nanbu | 2007/04/24 14:51

東京に住んでた頃 近所に畳屋さんがあったのを思い出しました
時々足を止めて オジサンが作業するのを見ていたもんです

家は1階に客間用の和室 
2階にも3畳ほどの畳部屋があるんですが
今ここは物置になって入れません(^_^;

微笑がえし で言うならば

♪机 本箱 運び出された荷物のあとは~

の「本箱」って言い方も 今はしませんよね(^^)

投稿: miki | 2007/04/24 21:35

 
mikiさん、コメントありがとうございます。(^^)

mikiさんのお家のご近所にも畳屋さんがあったんですね。
デパートの実演販売みたいに、職人さんの手仕事って見愡れますよね。
他にも、タネを流し込んでアンコを入れて大判焼が出来るのを見てたり。
子供の頃は、それを見てるだけで面白かったです。
そういえば、自分は畳の上にカーペットを敷いてたし。
実家でも今は花ゴザを敷いてゴマかしてるかもです。(^o^)

>「本箱」って言い方も 今はしませんよね(^^)

あっ!確かに。(・o・) 今は本立てとか本棚ですよね。
(「本棚」が出てくるまでちょっと間がありましたけど)(^^;)
この記事を書いてから、頭の中で『微笑みがえし』がリフレインしちゃってますぅ。

投稿: nanbu | 2007/04/25 08:17

nanbuさんこんばんは~(^0^)v

小学生の頃の親友が「畳屋の息子」でした。
ほとんど毎日遊びに行ってましたので、おじさんの見事な“針さばき”とイグサの匂いを懐かしく思います。

「微笑みがえし」といえば…

♪お菓子喰って~涙が出~そう~(>_<)♪

作詞家はきっと「カラムーチョ」を食べながら、この詩を書いたのでしょうね?

(x_x;)☆\( ̄ ̄*)バシッ!
当時カラムーチョなんてねーよ!

投稿: ぽぱい | 2007/04/26 23:46

 
ぽぱいさん、コメントありがとうございます。(^^)

おぉ…!ぽぱいさんの親友は畳屋さんの子だったんですね。
きっとあの“針さばき”とイグサの匂いは鮮明でしょうね。(^o^)
考えてみれば、当時どの家にも畳があった訳だから。
当然畳屋さんの数も多かったハズですよね。
今でも和室のある家は多いのに、畳屋さんを見掛けなくなったのが不思議ですね。

>♪お菓子喰って〜涙が出〜そう〜(>_<)♪

あ、カラムーチョの“ヒーおばあちゃん”ですね♪
でも「可笑しくって」が「お菓子喰って」になるなんて…。(・o・)
もう、ホンットにぽぱいさんってスゴイ!!
(実際に歌ってみて初めて気がつきました)m(__)m

投稿: nanbu | 2007/04/27 07:43

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