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2007/06/17

ふところ

Ibaraup子供の頃、停電になるとお出ましになったのが、ローソクと懐中電灯。

このカイチューデントー。
自分が「懐中」という言葉に出会った最初だったかもしれない。


ただ、その時には意味さえ知らなかったけれど。

それが後になって、「懐」が「ふところ」のことだと知ったり。(「懐炉」はもちろん、茶道なんかでふところに入れる紙を「懐紙」って言いますもんね)
懐中時計とかで「懐中」が「携帯」と同じような意味だと知ったりして。
(ふところに入れて持ち運べるから懐中電灯なんですね)

そうやって、その本当の意味を理解したのでした。

でもそうなると。「懐」の字が、ナゼ心を表す「りっしんべん」なのかというのが不思議に思えてくる。(「脳」が「にくづき」で、「悩む」が「りっしんべん」。これなら分かりやすいのに)

そういえば、それを「懐かしい」とも読むと知った時。
懐中電灯とそれがどう結びつくのか、ちょっと疑問に感じたことがあったけれど。
(ある意味懐かしいですけど)

そこに何かヒントがあるような。
ということで、一度キチンと調べてみようと思ったのでした。


漢和辞典に書いてある一部を抜粋してみると。

●オモう 思。心にこめて思う。しのび思う。
●オモい
●ナツく なじむ。
●イダく 胸にもつ。ふところに持つ/つつむ
●フトコロ 着た着物の胸部にあたる内部/囲まれた所/思い。考え。内部/所持金

なるほど。

心にこめて思うことが「懐」なら、「りっしんべん」なのも道理。
それが「胸にもつ」意味になって(胸に一物持っちゃうワケですね)
「着た着物の胸部にあたる内部」で「ふところ」に。

ところで、「なつく」も「懐く」だったんですね!
(「馴染む」があるから「馴付く」とかだと思ってました)
というより、本来「懐かしい」は「動詞『懐く』の形容詞化」なんだとか。

他にも、財布の中身が少ないのを「ふところが寂しい」なんて言うし。
こうやってみると、「懐」の字はなかなか奥の深い字。

こういうのを「ふところが深い」と言うんでしょうか。

Ibara


土手の斜面にへばりついていたのは
ミヤコイバラに似ているけれど
それは愛知県以西に分布するそうで
はて?

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コメント

お忙しさの方はいかがですか?一段落…でしょうか。

今回は「懐」といらっしゃいましたね。
「懐中」という言葉を知った最初は、私も懐中電灯のような気がします。
その次は懐中時計だったような… お祖父ちゃんが使っていたとかいうのではなく
多分小説の中に登場したのだと思います。
「懐中」を辞書で調べると「懐中○○」の例がたくさん出てきました。
懐中傘って、折りたたみ傘のことかしら?(違うようです。)
懐中汁粉なんてのもありましたよ。それってなぁに?(今でもあるようです。)

おっと、nanbuさんは「懐」の字を掘り下げていらっしゃるのでした。
記事を拝見して、ほぉ~と感心することしきり。
「こうやってみると、「懐」の字はなかなか奥の深い字。」に
『懐が深い!』って思わず叫んじゃいました。そしたらnanbuさんもちゃんと
書いていらっしゃったんで笑えました(^.^)

土手の白いバラ、なんでしょうね。ノイバラかしら??

投稿: ポージィ | 2007/06/18 14:36

>子供の頃、停電になるとお出ましになったのが

今でも停電には懐中電灯は必需品ですよね
ただし 昔のみたいにただ光を出すだけではなく
ラジオが聴けたり音が鳴ったりの災害用ですが(^^)
10年以上前 夜に通過した大型台風のせいで
2時間ぐらい停電になりました
その時活躍したのが 結婚式場から貰った大きなろうそくです(^o^)

「懐く」はラムっちのお陰で「懐っこい」と表現してましたが
「懐」が何故「りっしんべん」なのか、、目からウロコです(^^)v

投稿: miki | 2007/06/18 17:29

 
ポージィさん、コメントありがとうございます。(^^)
はい。忙中閑ありで、ちょっと一段落といったところです。

>『懐が深い!』って思わず叫んじゃいました。
やや強引にオチをつけてしまったかと思ってたんですが。
そう思ってもらえて嬉しいです〜。(^^;)
でも、懐中傘が折たたみ傘じゃないとすると何なんでしょう?
(今度はそっちが気になったりして)
懐中汁粉は、確かぽぱいさんが以前書いてらしたんですが、乾燥させて携帯できるようにしたものだったような。(違ってたらゴメンナサイ)

写真のバラは私もノイバラかと思ったんですが。これは葉に光沢があって茎が地面を這ってたんですよね。それでもう一度検索してみたら、よく似たものにテリハノイバラというのもあるみたいで。
そっちだったら近所に生えててもおかしくないかな?なんて思いました。(^o^)

投稿: nanbu | 2007/06/18 17:44

 
mikiさん、コメントありがとうございます。(^^)
おぉ!mikiさんは「懐っこい」で「懐く」はお馴染みだったんですね〜。

そうそう。やっぱりイザとなると懐中電灯に頼っちゃいますよね。
今の災害用サーチライト?は多機能で便利そうだし。
ただ、買い置きしてあるのはリモコン用の単3電池ばっかりで、使おうとしたら単1電池がなかったりして。まずは単1電池を備蓄しなくちゃです。(^^;)

>その時活躍したのが 結婚式場から貰った大きなろうそくです(^o^)

その着眼点がナイスですね♪
ろうそくって、案外早く短くなっちゃいますけど、あれくらい太かったら安心していられますね。(^o^)

投稿: nanbu | 2007/06/18 18:03

nanbuさん、こんばんは~。
昨日は遅くまでお付き合い頂きありがとうございました。
たいへん楽しく過ごす事ができました♪

まさに「懐」は、昨日のテーマにピッタリですね~。
昭和時代の懐かしい話に花が咲き、懐かしい歌もたくさん聴く事ができました。
そういえば、ぽぱいも「懐中電灯」という言葉を不思議に思っていました(凡人なので調べませんでしたが…)
nanbuさんの記事を読ませて頂き、「ガッテン!」「ガッテン!」「ガッテン!」胸のつかえがとれました♪

nanbuさん、またやりましょうね(^_-)-☆

投稿: ぽぱい | 2007/06/18 18:37

 
ぽぱいさん、コメントありがとうございます。(^^)

まさに「懐かしさ」にタップリと浸ったひとときで、昨日はとっても楽しかったです♪
お誘いありがとうございました。
胸にキュンとくる懐かしさは、やっぱり「りっしんべん」がピッタリですね。

>そういえば、ぽぱいも「懐中電灯」という言葉を不思議に思っていました…

あ、ぽぱいさんもそうだったんですね!
「懐中電灯」って、子供の頃から身近にありましたけど。
その意味を知るほど、かえって不思議に思っちゃいますよね。
一緒に「ガッテン!」して頂けて嬉しいです〜。

>nanbuさん、またやりましょうね(^_-)-☆

ハイ!ぜひお願いしま〜す。(^o^)/

投稿: nanbu | 2007/06/18 21:44

またまたnanbuさんの美声を聞かせていただき、とてもうれしかったです。またお会いしましょう。もれなくお肉差し上げます(いらないか)。

投稿: yochy | 2007/06/19 02:00

 
yochyさん、コメントありがとうございます。(^^)

いえいえ、美声といったらyochyさん。またまた琴線が共振しっぱなしでした♪
今回はふーちゃんにもお目にかかれてとっても嬉しかったです。
(あれぇ「熊五郎」だったっけ?と思ってたんですが。確認してよかった〜)
私も、またお会いできるのを楽しみにしていま〜す。(^o^)

投稿: nanbu | 2007/06/19 07:44

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