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2007/08/02

祭りの後

Tyotin梅雨が明けたと思ったら、もう8月。

学校は夏休みに入っているし。
花火大会や各種のイベントが催されて。
夕暮れには、どこからともなく夏祭りの音が聞こえてきたりする。

夏の夜、しばしのあいだ現実を忘れてのお祭り騒ぎは楽しい。


たとえば夢中で本を読んでいて、日が暮れるのに気づかずにいたり。

ふと我に返り、慌てて電燈のスイッチを入れる。
すると、そのまぶしさでそれまでの暗さを実感したり。

一続きだった空間が、灯りに照らされた所と、そうでない所に分断されて。
廊下からその先は暗闇に沈んでしまう。

こんな暗い場所で読書してたなんて、という驚き。

知らなかった明るさを、知ったがためにそれまでの暗さを実感する。
そんなことってよくあるのかもしれない。


昨日の続きのウィークデー。

朝、目覚ましの音にしぶしぶ起き上がるのはいつもの習慣。
なのに、土日の休みを挟んだ月曜の朝には、ことさらキツく感じたり。
まして連休明けともなると、休みボケから現実に戻るのには一苦労する。

それが分ってるからこそ、お休みの最後の夜はかけがえのないものに感じてしまう。
それが過ぎていくのが惜しくなる。


うたかたの夏の宵。

非日常的な時間に、つかの間身を任せてつたよう。
そして、その後にやって来る祭りの後の寂しさを噛みしめる。

それは、祭りの前の日常と同じハズのものなのに。

どうしてこうも色褪せて見えてしまうのだろう。

7_21warunasubi
 
 
ワルナスビの花は白
だと思っていたら
これはほんのり薄紫

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コメント

nanbuさん、早くも夏の終わりを意識され始めてしまいました?
切なさの香りのする今日の記事です。
 
私はお祭り自体にはそれほど非日常性を感じませんでしたが、
夏休みというものがそうでしたね。一向にはかどらない宿題に
時どき現実に引き戻されつつも、どこか常に心は非日常を過ごしていて。
(漂うとかさまようことを「つたよう」というのですね。初めて知りました。
 つたよう…うーん趣きある言葉。またひとつ勉強になりました。)
この頃では、例えば夫の長い休みとか、稀にコース料理を食べに行ったとき、
楽しい映画や小説、これらのエンディングが近づくにつれ、時の流れを
殊更に惜しんでいる自分がいます。
でも時間はとどまるとことを知らず確実に流れ、否応無しに現実に
連れ戻されるのですよね。

投稿: ポージィ | 2007/08/02 11:06

前にも 夏が終わって秋になると寂しくなる 
というような記事を書かれてませんでしたっけ?
で、私は1年中の内で秋が1番好きとコメントした記憶が・・・

昨日 ゆず達と散歩しながら
日が暮れても蒸し暑さで体がキツイ、、
ラムっち達は舌出してハァハァ言ってる
学生の頃までは夏が来るのが楽しみだったのにね(夏休みもあったし)
と ダラダラ歩きながら話してました(^^)

季節の移り変わりを感じながら
もう8月!?という 時間の早さにも驚いています

投稿: miki | 2007/08/02 14:49

 
ポージィさん、コメントありがとうございます。

「つたよう」、実はポージィさんの『春風駘蕩』の記事の時に覚えたんですよ。
いいなぁと思って「蕩」の字の意味を調べていて巡りあいました。
(「放蕩」っぽいニュアンスもあって、お祭りにピッタリかな?と)

>例えば夫の長い休みとか、稀にコース料理を食べに行ったとき、楽しい映画や小説…

うんうん。そんないつもとちがう楽しい時間は、過ぎていくのが惜しいですよね。
で、ついつい祭りの後の感慨に浸ってしまいます。(^^;)

俳句の季語によると祭りは「夏祭り」のことで、春祭りと秋祭りと区別するんだそうですね。
私も特にお祭りが好きというわけじゃないんですけど。
確かに、どこか夏そのものが「お祭り」のような気がするのかもしれませんね。
(この暑さは現実なんですけど)(T_T)

投稿: nanbu | 2007/08/02 16:02

 
mikiさん、コメントありがとうございます。(^^)

あは♪ そうそう。夏の終りの寂しさは毎年書いてますね〜。(^^;)
若い頃はもちろん、暑さが堪えるようになった今でも、夏が終わるのは寂しくってダメなんですよぉ。(もう、手でたぐり寄せたくなるくらい)(T_T)
だから秋が好きなmikiさんが羨ましいです。

ただ、今回は記事のカテゴリーを「季節の雑記」にしようという発想がなかったくらいで。自分としては夏の終りの寂しさは自覚してなかったんですよ〜。
もしかしたら「夏の終り」には「祭りの後」の寂しさに共通するものがあるのかもしれませんね。(・o・)
(お二人から指摘されたことで、それに気づかされました)

でも、あのぉ…。次回は思いっきりハジケた記事を予定してたんですが。
UPしづらくなったりして?(笑)

投稿: nanbu | 2007/08/02 16:09

こんにちは。

仙台に来てますが、ちょうど、七夕祭りの準備をみなさんが汗をかきかきしておられました。

仙台の人たちには、この祭りは、夏の特別な思いがあるんだろうなと思いました。
祭りが終われば、一抹のさびしさがあるのいのは当然でしょうが、一夏の思い出が逆にしっかりと刻みこまれていく気もします。

ハレとケ

これもいいのではないでしょうか。

投稿: 楽笑 | 2007/08/04 15:36

nanbuさん、こんにちは(^-^)v
いや~暑いですね、こういった日の外回りは大変です!
一日中ツユだく状態なんですよ。
暑さ、寒さ、雨、風…
外回りは自然には逆らえません(;^_^A
まぁ「暑さ寒さもお棺まで」という格言があるくらいですから、我慢しようっと(笑)

投稿: ぽぱい | 2007/08/04 17:31

 
楽笑さん、コメントありがとうございます。(^^)

今、仙台にいらしてるんですね!(・o・)
さぞや地元の皆さんの意気込みも違うでしょうね。
そういった伝統のあるお祭りは、地域の文化と結びついているというか、生活のサイクルに根ざしているようで。圧倒されるようなパワーを感じます。
一年間頑張ってきたことを、一気に燃焼し尽くすクライマックスなんでしょうね。

そしてまた、淡々と次の一年に備える。
そんなハレとケのバランスの取り方には常々敬服していて、私も見習いたいと思っています。(^^)

投稿: nanbu | 2007/08/04 18:46

 
ぽぱいさん、コメントありがとうございます。(^^)

今日も暑かったですね〜!
そんな中の外回り、お疲れ様です。m(__)m
久しぶりのお日様を喜んだのも最初の二、三日だけで。
こう暑いと、なんだか頭が溶けそうになってきました。(T_T)

>「暑さ寒さもお棺まで」

ある意味、まさに正論ですね!(・o・)
暑さ寒さを感じるのも生きてるからですもんね。
私もぽぱいさんを見習って我慢しま〜す。(^^;)

投稿: nanbu | 2007/08/04 18:55

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