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2008/04/29

初台の夕べ

Tyotin_2昨夜、恒例の「にこけん」が開催されました。
会場は京王新線「初台駅」に程近い「居酒屋だいぶつ」さん。

頭上を高速道路が走る甲州街道。
そして、それに沿って林立するビル群。
でもその裏手には。

意外にも、木々が生い茂るゆったりとした遊歩道が続いていたのでした。


おぼろな春の宵に浮かぶ赤提灯。
都会の喧噪から隔絶されたようなその一画に位置するお店には、外観からしてすでに幽玄な気配が漂って。

なんでも、今回の幹事を務められたグルメッチーさんと、ぽぱいさん、楽笑さんのスリーオヤヂーズが結成された思い出の場所でもあるとかで。
そんなゆかりの深いお店というのも納得の佇まいなのでした。
 
Kanpai_2その雰囲気にすっかり浸っちゃったせいなのか。今回は夢見心地のまま過ぎてしまって、記事にできるのかチョット心配ではありますが。
うつろな記憶を頼りに辿ってみると。

今回の出席者は前出のお三方を始め、yochyさん、coldginさん、蒼龍さん、元坊さん、濱鯨さんといういつものメンバーの他にも。
なんとyochyさんのお仲間のスパ娘さん、 A子さん、M代さん、チョコミンさんという4名の女性陣が加わって総勢13名。賑やかな宴となったのであります。

可愛いミニ鉄鍋で供される煮込みや揚物等、どのお料理も美味しくて。なんだか今回は、写真を撮るのも忘れて食べたり喋ったりに夢中になってしまったような。
Hasibukuro_2Nikomi_2Agemono_2
 
一夜明けた今日は、まるで夕べの事が幻だったのかと思うほどのイイお天気。
「幽玄の境地に至る関所」が「玄関」ならば。
あの時くぐったお店の玄関は、どこに通じていたのでしょう。

「あとはおぼろ あとはおぼろ」
なんだか朝から頭の中で、青江美奈さんの『恍惚のブルース』がリフレインしている私なのであります。

最後に、グルメッチーさんお疲れ様でした。
そして楽しい一夜をありがとうございました♪

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2008/04/28

最後の晴れ姿

あれほど待ち望んでいた春が暮れ、もうすぐ初夏が訪れようとしています。
冬の間、目を楽しませてくれた花々もそろそろ終わり。

超矮性のストックは一足早く盛りを過ぎてしまって。
先日の「青いアクセント」では、その最後の晴れ姿を駆け込みでUP
……したものの。
残りの寄せ植えも、どうやらピークを迎えたようです。

そこで今回は、それらの寄せ植えの最後のお披露目を。
 
07genkan_s08_4_genkan
↑去年の12月15日にUPした「冬の寄せ植え/その2」。
葉が痛んでしまったヒメツルソバは切り戻しましたが、一輪だけ咲いていたノースポールはたわわに花を咲かせています。
 
07hunging_s08_4_25hunging
↑去年11月30日に先陣を切った「冬仕度のハンギング」。
春の訪れと共に花数を増したミニシクラメンも、さすがに葉が黄ばんできましたが、薄紫のバコパは今を盛りと。
 
10_12hatuga_sRinamu
↑ポージィさんから種をお裾分けしていただいた 記念の「亜麻」の花も無事咲きました。ありがとうございます。

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2008/04/25

もう一つのピーク

Mouhitotuno●リターン雑記その12

もうすぐゴールデンウィーク。
日に日に青葉が茂り、新緑が目にまぶしい。

桜が春一番のクライマックスなら、春はこの時期もう一つのピークを迎える。

ツツジやコデマリが咲き始め、バラは蕾を膨らませる。
一方、冬を乗り越えたビオラやノースポールなどの一年草も今が盛り。
早春の花と初夏の花が競って咲き乱れている。


思えば冬の間は「やっと咲いている」といった感じだったのに。
今は花ガラを摘むのも一苦労。

日々花数が増え、どんどん大きくなっていく様を見るのは嬉しい。
けれど、咲き終わった花ガラを摘むのが追いつかなくなると、そろそろピークが近いとも感じる。

呆れるほど見事なクライマックスの後には、あっけないほど早い終わりが来る。

霜や雪に耐えて咲き続けてきた花々が見せる最高の姿。
それは、役目を終える前の最後の輝きなのだろうか。

美しいからこそ漂う終わりの予感。

爛熟の裏に潜む終焉の兆しは、熟れた果実の味わいに似て。
濃厚で、少し哀しい。

'05年4月29日

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2008/04/22

久々のホームセンター

4_15yoseue先日最後の晴れ姿をUPした寄せ植えのストックも、ここへ来てさすがに見頃を過ぎてしまいました。そろそろ他の花に替えなければ。

ということで、久しぶりにホームセンターに行ってきました。


最後に行ったのは去年の12月だから、約4ヶ月ぶりのこと。

ただでさえ自転車が気持いい気候だというのに。
その日はよく晴れたいいお天気。
新緑の中、並木のハナミズキも満開で。
もう、もう……あたり一面春なのであります。

なんて、花苗売り場に着く前からすでにほうけてしまったこの私。
でも、浮かれてばかりはいられません。

一昨年くらいまでは一株100円〜150円くらいだったのに。
最近じゃ、それが150円〜200円くらいに値上がりしちゃって。
欲望のままにつっぱしっちゃうと後が大変。
(ついつい他の苗も買いたくなっちゃうから)
今回は第一陣ということで、とりあえず1,000円以内を目指したい。


Hananaeまず、ストックの代役として抜擢したのが大輪のアフリカン系マリーゴールド。
ポンポンのような花形に、バニラアイスのような薄黄色が魅力的。

この花は、10年ほど前に種から育てたことがあったんだけど。
ある程度の背丈があるからメインにピッタリだし。
夏さえ乗り切れば、秋まで花を咲かせてくれそう。

120円×3=360円と、必要な苗はお安くゲットできたものの。
それだけじゃ収まらないのが私の困ったところ。

イソトマは去年の夏に枯れてしまったし、コバノランタナも外せないし。
初めて目にしたアークトチスのクリーム色も、タイムのピンクも奇麗だし。
なんだかんだと言いながら、都合7株で合計1,116円ナリ。

必要だったのは3株なのに。

自転車の前カゴに、ギッシリ入った花の苗。
360円のハズが、いつの間にやら3倍以上のお会計。

あぁ……げに恐ろしきはホームセンター、なのでありました。

JagutiZenkem2_2
●買い物が済んだ後は道路の向こう側にあるエクステリアの展示場で一休み。
足を向ける人はいないけれど、ひなびたイングリッシュガーデン風のしつらえがイイ感じでした。
●なおココログは4月22日(火)8:00〜12:00 の間メンテだそうです。

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2008/04/19

灯台もと暗し

Biora「灯台の真下が暗いように、身近なことがかえって気づきにくいことのたとえ」が「灯台もと暗し」。

子供の頃、なんとなく「灯台もと暮らし」だと思っていた私も(灯台守の暮らしを描いた「喜びも悲しみも幾年月」みたいな?)。
成長と共に「灯台もと暗し」だと知って、メデタシメデタシ……
のハズだったんだけど。

それが「元」じゃなくて「下」だと知って、ビックリ……
しただけじゃ終わらなくて。

またまたビックリ。
その灯台、岬の灯台じゃなくて昔の室内照明器具、灯明台のことなんですって。
(たしかに灯明台の真下には影ができそうですね)


ま、それはいいとしても。
この「もと」はなかなかのクセモノ。

たとえば「てもと」を@nifty 辞書で調べてみると【手元/手▽許】と二つあるし。
(ちなみに▽印は音訓表にない読み方)
さらに「あしもと」だと【足下/足元/足▽許】 でまた一つ増えちゃって。
「下」「元」「許」で三つもある。

【本/元】(もと)だと、他に「基」「因」「素」もあるし。

【下/▽許】(もと)だったら
(1)物のした。また、物のしたの部分。
 「花の—に遊ぶ」「自由の旗の—に集まれ」「白日の—にさらす」
(2)ある人のいる所。また、その人の影響の及ぶ所。「親の—を離れる」
(「親元」じゃないの? と思ったら「『そば』の意では『元』とも書く」そう)

「白日の—にさらす」んなら「青空の下」は「あおぞらのもと」かと思えば。

【下】(した)で調べてみると、例文には「東京の空の—」なんて書いてあるし。
「東京の空の下(した)」なら「青空の下」は「あおぞらのした」?

あぁ……。
「もと」と読むのか「した」と読むのか。
「元」なのか「下」なのか、いささか心「許」ないこの私。

なんだかこれからも、この「もと」には悩まされそうな気がいたします。

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2008/04/16

春の中に

Bakopa●リターン雑記その11

待ち焦がれた桜の季節が過ぎれば、もう爛漫の春。
葉桜になる頃には、周りの木々も青々とした葉を茂らせ始める。


草花の種蒔きの場合。
冬を控えた秋蒔きの適期は、お彼岸を挟んだ一週間しかなくて慌ただしい。
けれど春蒔きはゆっくりと構えていられる。
逆に、桜の花より早く蒔いてしまうと寒の戻りで失敗したりして。
急がない方がいいと言われるのは、この時期の成長は早くすぐに大きくなってくれるから。

三寒四温と言われるように。
それまでは暖かい日があったかと思うと、急に冷え込んだりして油断がならなかった。
でも、これからはホッと一息。

この前までは朝起きたらソソクサと上に羽織るものを探し、暖房を入れなければならなかったのに。
その寒さを考えればトイレに行くのさえおっくうだったのに。
そんな些細な事にも、もう気負わなくて済む。


そうやって、無意識にコワばっていた体からゆっくりと力が抜けていく。
身構えていた心も、この季節の中ではゆったりとほどけていくような気がする。

すべてが許されて、春の中に溶けてゆくような気がする……。

'05年4月14日

05haruiro
'05年4月HP画像

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2008/04/13

文字詞(ことば)

Turuhiti今までに見たこともないような、難しい漢字は多々あって。

そんな字のことを、以前ある方から「初お目文字でした」とコメントしていただいた時。
さり気なさすぎて、その面白さに思い至らず。

それが「お目にかかった」と「文字」の掛け詞だと気づいた時には、感動のあまりしばし呆然としてしまった私。
(それまでに二、三日かかったのもどうかと……)


さて、こういった言葉に目がない私は、先日の記事でも使っちゃいましたが。
ちなみに、お馴染み@nifty 辞書によると

●めもじ【目文字】大辞林 第二版より
〔「めみえ」の文字詞〕お目にかかること。おめもじ。〕

とのこと。
(ただし「お目文字」は女性語らしいので使用上の注意をよくお読み下さい)

この「文字詞(ことば)」。
もともとは室町時代の宮中の女房言葉だったようで。
最初の一字の後に「文字」を付けるのが特徴らしい。

「杓文字(しゃもじ)」は現在でも使われているし。
逆毛を立てた髪の中に入れたり、日本髪を結う時に添えたりする「髢」も、もとは「髪文字(かもじ)」だったそう。
(辞書には【▽髪文字/▼髢】と両方載ってます)

その他「腰巻き」や「浴衣」のことを「湯文字(ゆもじ)」と言ったり。
「ひもじい」も「饑(ひだる)い」→「ひ文字」の形容詞化なんだとか。

そうやって考えてみると。

「あなたに『ほの字』」なんていう艶っぽいセリフ。
これも文字詞から来てたんですねぇ。

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2008/04/10

青いアクセント

冬の間は、まるで冷蔵庫に保存していたように。
ほとんど成長の見られなかった植物達。

それでも3月になると、一斉にそのスピードを早めます。
花穂を伸ばしたムスカリも、青い花を咲かせ始め。
その青がアクセントになって、本格的な春が訪れました。

去年冬用に仕立てたコンテナの植物も、そろそろピーク。
ということで、植え付け時の写真と共に、最後の晴れ姿をUPしてみました。

Aois1Aoi2
↑去年12月6日の「寄せ植え冬バージョン」のコンテナ。
メインのストックは超矮性らしくほとんど大きくなりませんでしたが、ビオラやバコパは花盛り。
左奥は6年前に植え付けたムスカリで、右は下の写真の植木鉢から間引いた球根を去年植え付けたもの。

Aois2Aoil2
↑実際に植え付けたのは去年でも、UPが今年2月2日になってしまった「寄せ植え最終便」のコンテナ。
ナゼか3月頃枯れ込んでしまったこちらのバコパは新しい苗に替えましたが、顔を出したムスカリに負けずビオラも花数を増しました。

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2008/04/07

にこけん花見会

Hanami_m2"笑い豚"のぽぱいさんからお知らせをいただいた「にこけん花見会」の昨日は、良い天気で申し分のないお花見日和。

しかも会場の有栖川宮記念公園(←「栖」が変換出来ないのはどうして?)へは、地下鉄「広尾駅」から徒歩5分という絶好のロケーション。

ぽぱいさんからのメールを引用させていただくと。
参加メンバーは「hirozoさん、ちゃん、ジンちゃん、yochyさん、楽笑さん&息子さん、グルメッチーム5名、ぽぱい一家&友達2家族」とのことで、総勢20名以上。
となれば、いやがうえにも膨らむ期待。


今回はウチの家内もご一緒させていただきましたが。
発起人のぽぱいさんの奥様とお子さん達をはじめ、グルメッチーさんの奥様、会長の楽笑さんの息子さん、そのお仲間の方々と、初お目文字が叶ったのも嬉しいことでした。

PopeyesanJinsanGurumesan
さて、「にこけん」Tシャツをお召しになった、ぽぱいさん(ありがとうございます)と、副会長のcoldginさん(今回は装いも新たに桜の花をあしらった新バージョン)。
さらに宴会部長(ぽぱいさん任命)のグルメッチーさんは、ホッピーのハッピ姿と三役揃い踏み。
(お仕事の都合で欠席なさった元坊さんも、合間を縫って顔を出してくださいました)

OdenSumibiSakura2

そして、カセットコンロ持参でyochyさんが作ってきてくださったのは、名物「静岡おでん」(CDもありがとうございました)。具にしっかり味が染み込んだおでんには、青海苔とダシ粉を振り掛けて食べるのもごく自然な感じで。(初めて食べたのに、どこか懐かしいのはデシャブの味覚版と申せましょうか)
炭火を熾したcoldginさんが用意してくださった煮込み(添えられた白髪葱にも繊細さが偲ばれます)と共においしくいただきました。(写真の後に登場した白味噌風味の煮込みはゴボウの香りで、これもまた美味でございました)

さすがに桜は盛りも過ぎて……。
と思われたものの、あにはからんや。

「ワァ……」っと背後で起きた時ならぬ歓声に、ふと振り返ると。
一陣の風に舞い散る桜吹雪は、まるで紅白歌合戦の紙吹雪のようで。チョット感激してしまったり。
シートのそこここに舞い降りる花びらにも、そこはかとない風情が。

Sakura1
当日、ウチは3時半頃おいとまいたしましたが。
こうして「にこけん花見会」昼の部を堪能させていただき、お礼申し上げます。m(__)m

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散りゆく花びら

4_9hanabira●リターン雑記その11

吹く風に誘われるように桜の花びらが散ってゆく。

一体どれだけの花が咲いていたのだろう。
どの花が散っているのかさえ分からないほどだ。

なみなみとした湯舟から、こぼれ落ちるお湯に感じるような。
散ってゆく花びらを見ると、いつもそんな「勿体なさ」と裏腹な、惜し気ない贅沢を感じる。

それでも幾日か経つと、その豪華さにもやがて翳りが出始め、葉桜になって。
華やかであればあるほど、祭りの後にはいつだって一抹の寂しさがつきまとう。


しかし、春はなんと贅沢な季節なのだろう。
それまで桜の陰に隠れていた花々に目をやれば、今を盛りと咲き競っているではないか。

いっときの寂しさを見送り、咲き匂う花々に見とれる……。

そんな季節がやって来た喜びを、しみじみ噛み締めたくなる。

'05年4月10日

Nemofira

 
有栖川宮記念公園の
花壇にも
ネモフィラの花が

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2008/04/04

ハコベの法則

08_4_3hakobe春の七草にも入っているけれど。
近所ではあまり見かけないハコベ。

でも、生えているところには生えている。

最近そこに、ある法則を発見しました。
つまり、比較的見つけやすい場所があるのです。
(といっても、私の狭い行動半径の中でのことだけど)

以前UPしたハコベの写真は、地元の繁華街にある街路樹の根元。
歩道の一画がそこだけ切り取られて、土が露出している場所に所狭しと生えていた。

そんな目で見渡してみると、結構あるある。
アスファルトの隙間とか、ガードレールの支柱の根元とか。
それも比較的交通量の多い道路沿い。

どうしてこんな所に……。
と思うような場所にばかり生えている。

そこで思い出したのがオオバコ。

これもまた、人に踏み付けられるような所に生えている。
なんでも、他の種との生存競争に勝てないオオバコは、そんな過酷な環境でしか生き残れないらしいけれど。
ナゼだか身につまされてしまう私。

ただ、柔らかいハコベの場合、踏み付けられるのはマズそうだし。
そこで街路樹の根元に活路を見い出したのかも。
(車の排気ガスに耐えさえすれば、踏まれるリスクも少なそうだし)

街中の方が見つけやすいだなんて、なんだかチョット意外だけれど。

「ビルの谷間に埋もれた夢も いつか芽吹いて」
と歌う「こぶくろ」の『蕾』のように。

「みんな光を探して」るんですね。

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路傍のオオバコ

●リターン雑記その10

雑草と言ってまず思い浮かべるのは、このオオバコではないだろうか。
敢えて「雑草」と書いたけれど、わざわざ踏み付けられるような所にばかり生えている。

逞しく生きる事を「雑草のように生きる」なんて言われるけれど。
踏まれてもなお立ち上がる様は、まさに雑草の鑑。

しかし、そんなオオバコを哀れんで、踏まれぬように柵で囲ったとする。
すると、やがてより競争力の強い植物に駆逐されてしまうのだとか。
つまり、踏みつけにされ足蹴にされるような、劣悪な環境でしか生きられないということである。

「不幸な星の下に生まれた」と言うのは、まさにオオバコのことを言うのではあるまいか。

しかも、虫食いの跡の無いのを探すのに苦労するほど。
(虫にとってはオイシイって事ね)
さらにさらに、傷や腫れ物に効く薬効まであるというのだから、その健気さは哀れを誘う。虫ばかりか、人の役にまで立って……。
散々じゃけんにされて、都合の良い時だけ利用される。

あぁ。なにやら書いてて辛くなってきた。
もうコレ以上は何も言いますまい。

でも、惜しみなく与える、慈母の様なあなたのその生き方は立派だと思う。
ただねぇ……。


やっぱ地味過ぎだしぃ!

'05年6月25日

oobako2
 
 
 
ガンバレ! オオバコ。

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2008/04/01

おねだり

08yukiyanagi●リターン雑記その9

小学生の頃、父と母との間でこんなやり取りがあった。

それは会社がお休みの日。
買い物に出かけると言う父に、母は「だったら、この子も一緒に連れてって」と言った。
(この子というは、一人ボケっと家にいた私の事)

その時の父の返事が忘れられない。
「一緒に連れてっても『アレ買って、コレ買って』と言わないからつまんねぇ」

それを聞いた私は、「おねだりをされる方が嬉しい」という父の本音を知ってびっくりした。

言われてみれば、確かに私はおねだりをしない子だった。
でも、それには理由があった。


あれはまだ小学生にもなっていない頃だと思う。
親戚が集まった新年会の帰り道、時計屋の前で父に呼び止められた私は、ディズニーの腕時計を買ってもらったのだ。
別に私がおねだりした訳ではなかったけれど、幼い私に断るすべもなかった。

これは一大センセーションを巻き起こしたらしい。

「同じ年頃の子供を持つご近所から、アレコレ言われて困った」
と、後になって母がこぼしていた。
それは一つ屋根の下にいる他の兄弟なら尚更で。
その矛先は当然のように私に向けられた。

こうして私は「イイ目をみると後が怖い」という浮き世のことわりを、幼くして会得してしまったのだった。

実は、私はその他にも子供用自転車を買ってもらっている。
自転車屋さんの前で父に呼び止められる、という同じなりゆきで。
本当にちっちゃな自転車で、すぐに乗れなくなってしまったけれど。

この反響は腕時計の比ではなかった。

私のすぐ上の兄は、行動半径が広がる小学校高学年の頃、自分用の自転車を買ってもらっている。(やはり、需要がでてから供給を受ける方がトクだと思った)
私はといえば、あの件以来「お前は自転車を買ってもらったんだから……」が付いて回った。

兄の自転車を借りながら、「ボクも自転車が欲しい」とは言い出せなかった私。
(あの時、なぜ「いらない!」と言えなかったのかと、長いこと悔やんだものだった)
家族の中に、その時の私の胸中を忖度した者がいたかどうかは、はなはだ疑問である。

そうやって「私だけが子供用自転車を買ってもらった」という事実が、皆の記憶に残っていく。

その時の気分で、後先の事も考えずに行動する。
そんな父の、江戸っ子気質。
そのツケを払わされる身としては、迂闊におねだりもできなかった。


そして現在。
その気質を、決して受け継いでいないとは言えない私。
自分の中のその因子によって、今もツケを払わされ続けている。

'05年8月30日

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