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2008/05/11

大山鳴動して

Aoba学校はカレンダー通りだし。
いつものように、実家に行っただけで終わってしまった私のGW。
でも、今年はそれが一風変わったものになった。

それは五月五日「こどもの日」の朝。

私が寝床で目を覚ますと、それを待っていたように家内が声を掛けてきた。
「夕べはお腹が痛くて眠れなかった」
なんでも激痛ではないけれど、気になって一睡も出来なかったとか。

……あらあら。なんだかイヤな予感。

それは家内だったり、ウチの子だったり。
夜中に具合が悪くなって、病院まで連れてったことは今までにも何度かあったけど。今回もまたそうなるのだろうか。
いや、「大山も蟻穴より崩る」と申します。油断大敵。
なにより今日明日とお休みだし、あと二晩眠れぬ夜を過ごすのもシンドそう。

ま、早朝とはいえ夜じゃないだけマシだし。
ということで、救急外来のある病院に車を走らせた私なのでした。


日頃の強気はどこへやら。
血液検査を終え、レントゲンを撮るための検査着姿の家内は、もうすっかり患者さんモードで意気消沈。
診察が済むのを、ガランとしたロビーのベンチで待つ私はその親族。
まるでドラマの一場面のようではないか。

世間じゃ花のGWだというのに……それがなじょしてこうなった。

とはいえ、そんな人達は他にもいるようで。
小さなお子さん連れのご夫婦は「静かにしなさい」と叱りながらも、その表情には安堵の色が。(子供って、診察してもらっただけで元気になったりするんですよねぇ)
かと思えば、どちらが付き添いなのか、にわかには計りかねる老夫婦とか。

それは、かつての自分達の姿であったり、これからの姿のようでもあったり。
来し方行く末に思いを馳せる私なのでありました。

え? 気になる診察の結果ですか。

そ、それは……出るものが出なかったからではないかと。
大山は大山でも、「大山鳴動してネズミ一匹」の方だったのであります。


翌日、元気にサッカー観戦へ行く家内と息子を見送った後。
片付けたこいのぼりを元のように天袋に納める私。

そして、その扉をそっと閉じながら。私のGWの幕も、ひとり静かに閉じるのでした。

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コメント

「大山鳴動して〜」を読んで、一瞬「えっお子さんができたのっ!?」って思ってしまいましたが……

happy01(笑)

 やっぱあれですよね。毎日出てくる方ですよね。
 いやでも大事にいたらないでよかったですよ。

投稿: ろぷ | 2008/05/11 16:28

 
ろぷさん、コメントありがとうございます。(^^)

そうそう。毎日出てくる方のなんですよ。
私なんかは2、3日なくても忘れてるくらいなんですが。日頃お通じがいい人は、ちょっとバランスが崩れると調子が悪くなるのかもですね。(笑)
初診の手続きや問診票への記入とか、それだけでも結構大変だったんですけど、それが入院の手続きにならなくて本当によかったです。(^^;)

投稿: nanbu | 2008/05/11 16:53

奥様、大したことなくて良かったですねぇ(^^)
翌日にサッカー観戦ができるわけですから
医者に診てもらうだけ安心するのは大人も同じじゃないかと。。

子供が小さい頃は 何故か休みになると熱を出したりしたものですよね
そういう私は大人になってから お正月、元旦早々2度も高熱を出したことがあります(^_^;
1度は実家でしたので解熱剤飲んで ひたすら耐え
1度は自分の家なのでダンナに救急病院へ連れて行ってもらいました
せっかくのお正月、、
なじょしてこんなしんどい思いをしなきゃならないのかと情けなかったです(^o^)

投稿: miki | 2008/05/11 18:28

 
mikiさん、コメントありがとうございます。

なんと! mikiさんはお正月に2度もですか!!(・o・)
周りのムードとのギャップが激しいほど「なじょしてこんな……」って思っちゃいますよね。ホント、一時はどうなるかと思いました。
一通りの検査が終わって家内と二人ベンチで待っている間にも、原因が突き止められない医師からいろいろ質問されて。
つい悪い方にばかり想像してしまいました。(^^;)

>医者に診てもらうだけ安心するのは大人も同じじゃないかと。。
そうなんですよね。翌日もいくらか痛みは残ってたらしいんですけど。
不安なまま感じる痛みと、原因が分っているのとでは全然ちがうらしくて。
診てもらえたという安心感はそれだけ大きいんでしょうね。(^o^)

投稿: nanbu | 2008/05/11 19:17

ドキーンとしつつも、情景とそのときの想いが手にとるように
伝わってくるnanbuさんの文章に感心しながら読み進みました。
でもね、たかがべ○ぴと侮るなかれですから、奥さま大事無く済んで
ほんとによかったですね。ホッ
何日もお出ましになってくれなくて、腸を動かす点滴に通った
なんて友人もおりましたし、そもそものべ○ぴの原因が何なのかを
知っておくのも大事だと思います。

mikiさんのコメントを拝見して思い出しましたよ。私も夫の実家へ
帰ったときに熱を出したこと。3回くらいありましたね~~
お義母さんに、ここの水が合わんのじゃないかねと言われましたっけcoldsweats01

投稿: ポージィ | 2008/05/12 08:56

 
ポージィさん、コメントありがとうございます。(^^)

なんとポージィさんはご主人の実家で3回もですか!(・o・)
体調が悪い時はただでさえ心細いものですけど。
それが馴染みの薄い土地でなら余計に堪えますよね。
使わないで済むのが一番ですけど、改めて健康保険証は忘れずに携行しようと思いました。

>たかがべ○ぴと侮るなかれですから…
そうそう、そうですよね〜。
不調は体が何らかの信号を発してるワケだから。侮るなかれですよね。
こればかりは「便りがないのはよい便り」とはいきませんもんね。
(体からの信号で今思いつきました↑)(^o^)
でもホント。大事に至らなくてよかったです。

投稿: nanbu | 2008/05/12 11:51

>来し方行く末に思いを馳せる私なのでありました。

う~ん、臨場感のある描写でロビーの様子が手に取るように分かりました。
夜間外来は何度か子供を連れて行ったことがありますが、ドヨーンとした重苦しい空気が漂っていますよね(奥の方は電気が消えて暗いですし…)。

>どちらが付き添いなのか、にわかには計りかねる老夫婦…

ああ、なんだか悲しい感じです。生きていれば必ず老いていきますから仕方がないんですけどね…(:_;)
奥様、何事もなくて良かったですね。
できたら一生何事もなく過ごしたいものです。

投稿: ぽぱい | 2008/05/13 18:15

 
ぽぱいさん、コメントありがとうございます。(^^)

>(奥の方は電気が消えて暗いですし…)。
あぁ〜っ! そうそう、そうでしたね!!
今回は朝でしたけど、夜間外来の雰囲気を思い出しました。(T_T)
守衛さんに「急患ですか?」と聞かれて、改めて「そうか、急患なのか……」と実感したりして。
それだけに夜でも診察してもらえるのはありがたいですよね。

「にわかには計りかねる老夫婦」にも目を留めてもらえて嬉しいです。
年を重ねると動作もゆっくりしてきますもんね。一瞬「どっち?」と思ってしまったんですが、「今の内にトイレに行ってきたら?」とか、会話を聞いてて分かりました。
でも、そうやっていたわってる姿もしみじみしてて微笑ましかったですよ。(^^)

投稿: nanbu | 2008/05/13 19:22

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