2008/06/08

まさかの保険証

Akatumekusa1私の腰の重さを、端的に表しているのが床屋と病院通い。

床屋は年に4回行くのがせいぜいだし。
病院も去年の秋に行ったきり。
こと自分に関して(も?)どうしてこう投げやりになってしまうのか。

しかしある日、これではいけないと一念発起した私。
三ヶ月ぶりに床屋へと。これで気分スッキリ。

その勢いに乗って、先日は自転車をこいで病院へ。
ダラダラと続く坂道も、ウォーキング代わりと思ってエンヤコラ。
やっとのことで辿り着いたのに。悲劇はそこから始まった。


なんと差し出した保険証は期限切れ。

ゲゲッ。
一世帯に一枚だった昔と違って、最近のは一人に一枚ずつのカード式。
こないだの修学旅行に持たせるために、ウチの子の保険証をコピーしてやったのは私なのに。
なのに自分の保険証でつまずくなんて。

いや、そんな泣き言をいっているヒマはない。
今ならまだトンボ返りすれば午前中の受付に間に合う。
っと、慌てて家に帰ったものの。どこにしまってあるのやら。

家内の携帯に電話して教えられた場所を探してみると。
ありました! 家内の保険証の下には私のが。

これで一件落着。

意気揚々と再び受付に現れた私を見た受付嬢は「あ、先程の」と微笑みつつも。
あろうことか私の保険証を受け取った次の瞬間、冷たくこう言い放った。

「これは名前が違います」

ウッソ〜。
見ればそこにはシッカリと息子の名前が。
まさか。あの時確かに自分の名前を確認した……つもりだったのに。

キツネにつままれた気分で家に帰り。
期限切れの私の保険証をもう一度確認してみると。
なんと、ビニールカバーに入ったその下から現れたのは新しい保険証。


……そういえば。それが郵送されてきたのは期限が切れる前。

それまでは古いのを使わなければならないからと、二枚重ねにしてたのをコロっと忘れておりました。
トホホ。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2008/05/24

愛が感じられない

080524amaririsuウチの子が小学3年生の時。
道徳の時間に先生はこう言ったそうだ。
「(イジメをするのは)人間としてイビツです」

いいことをおっしゃる。

その新任の女性教師は熱血漢。
小学生には、そんな正攻法の言葉が心に響くらしい。
そして、私にも。

その言葉がいたく気に入った私は、その後もことあるごとに引用させてもらっていた。
ゲームやパソコンに夢中で言うことを聞かない時とかなら。
「(人間性が)蝕まれている」なんてアレンジしてみたり。

そして、現在の私のオハコは「愛が感じられない」。

ウチの子にツッコまれても受け流すのは。そこに「愛」が感じられるからこそ。
単にバカにしてるだけなら話は別。
最近じゃ、私が「あぁっ!」と文句を言おうとすると。
「愛が感じられない?」と先回りするようになった。


さて、先日はそんなウチの子の修学旅行で。集合場所は羽田空港。

しかも時間がメッチャ早い。
ただでさえ重い荷物を抱えて。
これじゃ最寄り駅の始発に乗ってもギリギリかも。

そこで仕方なく、当日は山手線の始発に合わせて、車で新宿駅まで送っていくことになった。
運転は家内だけれど、イザという時のために私も一緒に。

いつもは近所を走るだけだし、新宿まで車を走らせるなんて久しぶり。
立体交差が続く甲州街道に「スゲー! レーシングゲームみたい」
とテンションを上げる息子を尻目に決死のドライブ。

なんとか駅まで送り届けたはいいけれど。
待てど暮らせど無事着いたとのメールが来ない。

そうやって、ジリジリと着信音を待ちながら。
集合時間も過ぎた頃。
やっと届いたメールの文面は「もう着いた」の五文字だけ。

「はぁ?」

人は安心すると、それまでの心配が憤りに変わるらしい。
それを読んだ私と家内は、同時にこう叫んだ。

「……愛が感じられないっ!」

| | コメント (10) | トラックバック (0)

2008/05/11

大山鳴動して

Aoba学校はカレンダー通りだし。
いつものように、実家に行っただけで終わってしまった私のGW。
でも、今年はそれが一風変わったものになった。

それは五月五日「こどもの日」の朝。

私が寝床で目を覚ますと、それを待っていたように家内が声を掛けてきた。
「夕べはお腹が痛くて眠れなかった」
なんでも激痛ではないけれど、気になって一睡も出来なかったとか。

……あらあら。なんだかイヤな予感。

それは家内だったり、ウチの子だったり。
夜中に具合が悪くなって、病院まで連れてったことは今までにも何度かあったけど。今回もまたそうなるのだろうか。
いや、「大山も蟻穴より崩る」と申します。油断大敵。
なにより今日明日とお休みだし、あと二晩眠れぬ夜を過ごすのもシンドそう。

ま、早朝とはいえ夜じゃないだけマシだし。
ということで、救急外来のある病院に車を走らせた私なのでした。


日頃の強気はどこへやら。
血液検査を終え、レントゲンを撮るための検査着姿の家内は、もうすっかり患者さんモードで意気消沈。
診察が済むのを、ガランとしたロビーのベンチで待つ私はその親族。
まるでドラマの一場面のようではないか。

世間じゃ花のGWだというのに……それがなじょしてこうなった。

とはいえ、そんな人達は他にもいるようで。
小さなお子さん連れのご夫婦は「静かにしなさい」と叱りながらも、その表情には安堵の色が。(子供って、診察してもらっただけで元気になったりするんですよねぇ)
かと思えば、どちらが付き添いなのか、にわかには計りかねる老夫婦とか。

それは、かつての自分達の姿であったり、これからの姿のようでもあったり。
来し方行く末に思いを馳せる私なのでありました。

え? 気になる診察の結果ですか。

そ、それは……出るものが出なかったからではないかと。
大山は大山でも、「大山鳴動してネズミ一匹」の方だったのであります。


翌日、元気にサッカー観戦へ行く家内と息子を見送った後。
片付けたこいのぼりを元のように天袋に納める私。

そして、その扉をそっと閉じながら。私のGWの幕も、ひとり静かに閉じるのでした。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2008/05/08

バターが無い

Butterあれは一月ほど前の日曜日。
いつものように食料品の買い出しに行ったスーパーでのことだ。

「バターが無い!」という家内の言葉に冷蔵ケースを覗いてみると。
たしかにそこだけが空っぽだった。
「はて、これは?」

それから数日後。
ウォーキングの帰りに寄った近所のスーパーで確認してみても、やっぱり同じ。
しかも「記録的な原料不足により、バターの入荷は未定です」と張り紙までしてあった。

なんと! 私が知らない間にトンデモないことになってたらしい。

すわ一大事と、家に帰ってから検索してみると。
生乳の消費が落ち込んで生産を縮小したところに、餌となる穀物の値上がりが襲うというダブルパンチの影響なんだとか。
(これから乳牛を増やしても、お乳を出すようになるまで二年はかかるんですって)

そういえば、小麦粉が原料の食パンも値上がりして久しいし。
(特売だったら128円で買えてたメーカー品も今じゃ178円だし)
バイオ燃料ブームとやらで、穀物が不足してるとか聞いた覚えも。
(粉とバターと卵が原料のお菓子はどうなっちゃうの?)

とはいえ、先日の買い出しでは久しぶりにバターにお目にかかれて。
(あぁ、お懐かしや!)
たとえそのスーパー独自のブランド商品だろうとなんだろうと。
その麗しいご尊顔を拝せただけでもう……。もう胸がいっぱい。


そんな折も折。

先日の新聞の一面には「肥料用リン急騰5倍」の記事が。
(サブタイトルは「穀物の世界的増産で」)

「リン酸」は開花結実に必要な成分。
ってことは、木に実る果物はもちろん、野菜にも影響が出そうだし。
(免れるのは葉もの野菜と根菜くらい?)
穀物不足を補うために生産を増やしたら、今度はそのための肥料が不足しちゃったなんて。なんという皮肉。

「風が吹いたら桶屋がなんとか」じゃないけれど。
この世界的な負の連鎖は、一体どこまで続くのでしょう。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2008/05/02

こいのぼり

05koinoboriゴールデンウィークが近づくと、家内はあることをしきりにつぶやくようになる。

「そろそろ兜を出さなくちゃ……」

しかし、これは決して独り言ではない。
「兜飾りを早く出すように」と催促しているのだ。

箱に入ったそれはナカナカの重量がある。
しかも私が脚立に乗って、やっと手が届く高さの天袋にしまってあるもんだから。
それを下ろさないことには何も始まらないということらしい。

はいはい、承知いたしました。

折よくその日はいいお日和で。
私はついでに下ろしたこいのぼりを設置する作業に取り掛かる。

でも出したはいいけれど。これを組み立てるのはナカナカに面倒臭い。
そこで私は、モチベーションとして自分の鼻先にニンジンをぶら下げることにした。
「ネタになるなら、そんな苦労もなんのその」

ということで……私のニンジンにおつき合いいただければ幸いです。

4_30_14_30_24_30_3
写真(1)(2)一番気を使うのがポールの土台の組み立て。ボルトやナットを下のお宅に落とさないように必死の形相になる時。
それさえ済めば、とりあえず一安心。(3)ポールの先端に矢車を付けて。
 
4_30_44_30_54_30_6
写真(4)ポールを立てる前に、滑車にロープをかけるのも忘れずに。
(立てちゃったら手が届きません)
(5)ワンタッチで取り外しが出来るように設計された金具。
(でも猜疑心の強い私は、ペンチできつく止めちゃってるから手でヒモ結び)
(6)無事完了して、内飾りと外飾りのツーショット……のハズなんですが)

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2008/03/29

サクラサク

08_3_28sakura2

今年もとうとう桜が咲きましたね。
東京の開花宣言は3月22日。

一昨年までは、HPの桜の便りでウチの桜が開花するまでの過程をUPしてたんだけど。
昨年からは花付きが悪くなっちゃって、それはナシに。

でもバックナンバーを見てみると、その年の都心の開花日が記してあったり。
(書いてない年もあるのが今となっては残念ですが)
その時々の蕾の状態から、開花まであとどのくらいかを知る手掛かりになったりして。
情報源としても結構便利だったのに。(ちなみに今回検索したところ、開花予報はヒットしても過去の開花日が載っているサイトさんは意外にヒットしませんでした)

そこで、ウォーキング時に思いつくまま撮っていた今年の桜の様子を、覚え書きとしてまとめてみることにしました。

080228haname08_03_10haname
(左)まず、2月28日が最初の写真。膨らんだ花芽の先端が明るい色になってきました。
(右)それから約10日後の3月10日。花芽の鱗片からクリーム色が顔をのぞかせて。
  
080315haname080317haname
(左)3月15日には若草色の全身が現れました。
(右)3月17日。そのわずか二日後にはピンクの蕾が出てきてビックリ。
  (ひとつの花芽からは3、4個の蕾が出てきます)
 
08_3_24kaika08_3_27
(左)3月24日。都心の開花宣言の二日後。どうやらこの前日には開花していた模様。
  (日曜は買い出しで見逃しちゃいました)
(右)そして3月27日。まだ満開ではないものの、随分と咲き進みました。
 
08_3_27utisakura
 
 
●おまけ
去年に輪を掛けて花付きが悪くなったウチの桜も、3月27日に開花しました。

今回は日時指定の自動投稿のため、表示が崩れていたらご容赦ください。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2008/03/23

お彼岸ウィーク

うるう年の今年は、20日(木)がお彼岸のお中日。
その日を真ん中にした一週間が、お彼岸ということになるんだろうけれど。

この期間は、なんだかいつも慌ただしい。

まず、ウチの子の誕生日がある。
2月末の私の誕生日と近いこともあって。
例年、家内が(ついでに)食事をおごってくれるありがたい日。

当の家内は時々友達とランチをしてるようだけど。
普段レストランに行くなんてことのない慎ましい(貧しい)私には、年に一度の晴れ舞台。そこで今回は、珍しく写真なんか撮っちゃったりして。

いえ、毎回撮ろうとは思ってたんだけど。
それに気がつくのは、いつも散々食べ散らかした後だから。

携帯を手にしてから2年、ブログを始めてからは3年以上が経過して。
やっと私の脳内のニューロンは「目の前のご馳走」→「食べる前にカメラを向ける」という新たなシナプスでつながれたよう。

TennaiZensaiMain
 

そして、お彼岸と言えばお墓参りだけれど。

ウチの場合、それ以外にも火災保険の契約更改とか。
車検が切れるのもちょうどこの頃。(ディーラーまでは車でも、帰りが……)
で、そのへんのことは、ちゃっかり家内に押し付けてたりして。

となれば、お墓参りくらいは自分でしなくちゃね。
帰りには実家にも顔を出して。とか考えると、やっぱり一人の方が身軽だし。
ということで、こちらは昨日私が行ってまいりました。

いざ墓園に到着してみると。お中日が荒れ模様の天気だったせいか結構な人出。
去年あたりからは歩道脇に屋台が立ってたりして、辺りは行楽気分だけれど。
それもまた賑やかで、仏さまも喜ぶかも。なんて思ってみたり。

実家の人達はもう先に来ていたらしく、花立てに入り切らなかった花束が脇に添えられて。花に囲まれて立ちのぼるお線香の煙も満ち足りた感じ。

のどかを絵に描いたようなお日和の中。
園内の桜の蕾は、咲くのを待つばかりといった様子だし。
帰りのバス停横のコブシの木は、すでにもう満開の爛漫モード。
帰りの時間を気にしながらも時間を忘れるような。
なんだかフンワリとした時間だったのでした。

Bosan1Bosan3Bosan2

お墓参りって、行くまでがちょっとカッタルいんだけど。
(あ、お父さまゴメンナサイ)
でも、行けばやっぱり気持いい。

そうやって今年も無事、彼岸明けの日を迎えたのでした。

●なお、ココログは25日(火)15:00 〜26日(水)11:00 までメンテだそうです

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2008/03/13

今やろうと思ったのに

Kumo先日の午後パソコンを起動したのは四時近かった。

それから慌ててブログをチェック。
なにせウチの夕食は六時前と早いから。
その前には洗濯物を取り込んで、お風呂も洗わなくちゃならないし。

アタフタとシステムを終了して、さあお風呂を洗おうとリビングへ行くと。
すかさず「お風呂洗ってね」という家内の声。

今やろうと思ったのになぁ……。
(CMの西田敏行さんには身につまされましたが、あれは30年も前だったんですね)

しかし、毎日食事の支度をしてもらっているんだもの。ここでふくれてはマズイ。
そこで私は「うん、今やろうと思って来たの」と言った。

ま、こうやって文字にすると穏やかだけど。
実際には語尾の「の」は「のっ!」と、語気を強めてしまった私なのでありましたが。
(イケナイ。つい本心がポロっと)


ところで、この前の「中表」から始まった一連の記事。
そこでは「裏」と「表」の話題も出たけれど。

このブログを読んでくださっている方々にとって、私の実生活は「裏」になるのだろう。
かたや、現実に私の身の回りにいる人達は、私がこうやってブログでウダウダと書いていることを知らない。(ごくわずかな人を除いてね)
そうなると、そんな方々にとってウェブ上の私は「裏」ということになる。
これは、とても興味深い現象なのではあるまいか。

結局、私がブログをしていることを知っている身近な数人が、私の「裏表」を知っているということになるんだろうけれど。
でも、この私を一番よく知っているハズの家内にさえも、私は全てをぶつけているワケではない。
(お風呂洗いでは、図らずも馬脚を露わしちゃったけど)


心穏やかに日々を過ごそうとすれば、無駄な争いはしたくない。
ものは言いよう。角が立たないように伝えたい。

不活性化したワクチンと言ったらいいのだろうか。ちょうど予防接種みたいに。
感染力を無くしたエッセンスだけを抽出して。

ただ、そうやって濾過された私の言葉は無毒化されていても。
それを濾した私のフィルターには何が残っているのだろう。
浄水場の沈澱池の底に溜まった澱のようなものが、私の裏側にはこびりついているのだろうか。

それは、いっかなライオンの「おふろのルック」といえども、落とせないものなのだろうか。

| | コメント (19) | トラックバック (0)

2008/03/04

黄砂飛来

080304kosaめっきり春めいてきたとはいえ。

まだまだ朝晩の冷え込みが厳しい今日この頃。

ウッカリ車のフロントガラスにウィンドウォッシャー液をかけようものなら、一瞬で凍り付いてしまう。

……と、わかっているのに。
ハイ。つい先日もやってしまったこの私。
(だって、もう大丈夫だろうと思ったんだもん。ブゥ)

えぇ、えぇ。「一発解氷」スプレーのお世話になりましたとも。

ただ、外側の霜はスプレーで溶かせても。
フロントガラスの内側の曇りがなかなか取れないんですワ、これが。
それで、いつも10分くらい余裕をもって家を出ているんだけど。
その日の気温や湿度によってガチガチに凍り付いてたり、クリアなままだったりと予想がつかないのがクヤシイ。


さて、今日も今日とて。
ウチの子を駅に送りにいこうと車に向かって行くと。

うわっ……キタナイ。フロントガラスはもちろん、窓という窓が埃だらけ。

たしかに、昨日の午後パラパラと雨は降ったけれど。
それにしても、このスゴさは尋常じゃない。

っと、そこで昨日の新聞を思い出した。

そういえば黄砂が記録されたと書いてあったっけ。
なんでも「中国内陸の砂漠から舞い上がった砂が、昨夜あたりから日本に飛来している」んだとか。

あらぁ……。
その時、私は心の中でつぶやいた。

「これがウワサの黄砂?」「そうさ、黄砂」

……失礼シマシタ。m(_ _)m

| | コメント (14) | トラックバック (0)

2008/02/27

晴れと褻(け)

Harekeお布団のたたみ方から「中」と「外」を考えてみたのは、この前の「中表(なかおもて)」。
さらにいただいたコメントから、それに「表」と「裏」がプラスされたのが、先日の「秘すれば花」。

そして、またまた「ハガキの裏表」のヒントをいただいて。私の妄想はさらに広がりを見せた。(皆さん、ありがとうございます)

これまでに出てきたのは、「中」と「外」、「表」と「裏」という二組みの概念。
それを同時に考えなければならないのがチト厄介だけれど。
「もう飽きちゃったぁ」などとおっしゃらず、今一度おつき合いくださいませ。


さて、ハガキの場合。宛名を書く面が表で、肝心の文面を書くのは裏。
ただ、私としては「裏」というより「中」と捉えたい。
(だって「大事なものが表」と書いたばかりだしぃ)

でも、折らないハガキに「中」は存在しないし、どう考えたらいいのだろう?
(「返信用は?」なんて言いっこなしね)

そこで私はひらめいた! 家の間取りがいい例ではないか。
ハガキは裏返せるからいいけれど、大地にくっ付いている家にそんなことは出来ない。
なのに、ちゃんと表と裏がある。

Madori農家の部屋割りで、よく語られるのは「田の字」型。
それは「晴れ」と「褻(け)」の用途で間取りが分けられている。
(「オフィシャル」な部屋と「プライベート」な部屋とが、南北でパーティションされているんですね)

お祝い事や集会等、「ハレ」の日に大勢の人が集まる表向きの座敷きが南側。
かたや、ひっそりと「ケ」の日常生活が営まれる部屋は北側に。

これは、裏返すことが出来ない間取りという平面上に、見事に「表」と「裏」を出現させた手法と言えるのではないだろうか。(「外向き」と「内向き」と言ってもいいかも)

いや、さらに言ってしまえば。

「晴れ」と「褻(け)」の概念で、それは空間を飛び越し時間にまで表裏を作り出している。
二次元の平面をたたむことで「外」に挟まれた「中」という三次元の空間が生まれ。そこにさらに時間が加わって、四次元に。
そこまで話が及ぶことになろうとは……。


ここで気を取り直して話を元に戻すと。

公の宛名を表に書き、私信を裏に書くハガキ。
これも、「外向き」と「内向き」と考えれば、なんとなく理解出来るような気がする。

内に秘めた私事(わたくしごと)。
それは、やはり「中」あるいは「裏」に回らざるを得ないのかもしれない。


●追記:@nifty辞書によると、「外向き」の対義語は「内向き」で、「家の中のこと。内輪のこと。家事。私事」とありました。
そこで、記事中の「中向き」の表記を「内向き」に変更させていただきました。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2008/02/20

秘すれば花

Sazanka先日の「中表(なかおもて)」では、お布団にも正式なたたみ方があることに驚いたけれど。

その折いただいたコメントの、プリント類のたたみ方に目を開かれた思いがした私。


考えてみれば、ハンカチ等外表にたたむ物は多い。
取り込んだ洗濯物をたたむ時もそうだし、お店のディスプレイでもそれは同じ。
やはり縫い目のある裏側を中にして、模様のある表側を外に向けた方が美しい。

でも、そんな私もプリント類は中表にたたんでいるのはナゼだろう?
つまり、肝心の内容が記されている「表」を内側にして、「裏」を外側にたたんでいる手紙のように。

ここで注意が必要なのは、どちら側を「表」と解釈するかだけれど。

肝心の内容が記されている面が「表」で、紙の裏側は文字通り「裏」と捉えるのが自然であろう。
つまり、綴られた文面が「中」で、裏側が「外」。

そこまで考えた時、子供の頃感じていた小さな疑問を思い出した。

文房具屋さんで売っていた白い封筒。
それは、ごく普通のありふれた物だったけれど。
判で押したように、どれも内側に紺色の紙で内張りがしてあるのが不思議だった。
(あれは中に入れた私信を、透かして読まれないための工夫だったんですね)


さて、そこで話をお布団に戻すと。

寒い冬の朝、繭のように優しい暖かさで包んでくれていた布団から起き出すのは辛い。
その抜け殻には、まだ温もりが残っているというのに。

ただ、言い換えればその裏側は、寝ているあいだ体に接していた側ということ。
となると、それをむき出しにせず内側にするという発想も分かるような気がする。
(湿気がこもっちゃいそうな気もいたしますが)

そもそも「折りたたむ」というのは文化的な行為だし。
(早い話、丸めて押し込んだっていいんだし)
少なくとも「折り目正しい」姿勢とは言えそうである。

一方、したためた手紙を内側にたたむのもまた、慎みの表れであろうか。


外表であれ、中表であれ。
とどのつまり、キーワードは「秘すれば花」なんでしょうか。

| | コメント (10) | トラックバック (0)

2008/02/11

中表(なかおもて)

0802yuki2_2日々の暮しの中で、取るに足りないと捨て置かれたり。「疑問」という形にすらなっていない些細な現象。

それをすくい上げて記事にしてしまおう。
というコンセプトの下、綴っているのがこの「日常雑記」。(「重箱のスミをつつく」とも申しますが……)

さて、そんな中で最もふさわしいと思われる事案。
それを不覚にも、この私見逃しておりマシタ。


それはお布団のたたみ方。

いえ、結婚当初からそれに気づいてはいたのです。
でも、生まれも育ちも違う者同士。
「そんなものだろう」と思っていたのでした。

ベッドゆえ、普段は発覚しないんだけど。夏のタオルケットとか、肌掛け布団。
それを家内は「外表」にたたんでいる。(つまり、模様がある方を外側に)

いつもはそれに合わせている私も、内心それは不合理なんじゃなかろうか? というのが積年の思いでありました。
(だって「中表」にたたんでおけば、そのまま広げるだけで済むでしょう?)

今までにも「ねぶり箸」や「お座布団」で、身の回りのものを取り上げてきたけれど。もしかしたら、お布団にも正式なたたみ方があるのだろうか?
と、急に不安になってきた。
そこで恐る恐る検索してみると……。

あなビックリ!

伝統的なお布団のたたみ方というものがあるらしい。
なんでも「敷布団を3つに蛇腹に折り、その上に掛け布団を外表にして4つたたみ」にするんだそうな↓。
●「ちょこキャリ日記」http://blog.livedoor.jp/chokocareer/archives/50847003.html

おぉ……。そんなこととはつゆ知らなんだ。

しかも、日本旅館では「仲居さんが簡単にお布団がひけるように、敷布団は2つ折り、掛け布団は中表に4つだたみ」とあるではないか。(旅館の押し入れは奥行きも深いんですって!)

するってぇと、なんですかぃ? 私のやり方は仲居さん方式だとでも……。


常々、女中星の下に生まれたのではないか?
と、自らを訝しく思っていた私だけれど。

あながちそれは、的外れな疑念ではなかったらしい。

| | コメント (10) | トラックバック (0)

2008/02/05

雪の日のネゴ

08024yuki65先日の日曜日はまた雪だった。

コレは困る。
なにせ週に一度、食料品を買い出しに行く日なのに。

雪は一向に止む気配を見せないし。
幸いなことに月曜日は休校日。

だったら翌日に延期しようということになった。


しかし、窓からの景色はほどなくして不思議な様相を呈してきた。
雪はあいかわらず降り続いているのに、道路に積もった雪が溶け出してきたのだ。

この分なら車でもOKかもしれない。
そう考えた家内は、なんとこれから行こうと言い出した。
(なんでも月曜はプールに行きたいんだとか)

でも、一旦は今日の買い出しは無しってことになったんだから。
ホットカーペットの上でゲームを始めたウチの子の答は当然NO。
「なんで雪が降ってる最中に出掛けなきゃならないの?」
(うんうん。その気持も分かる)

しかし、そうなると今度は家内がヘソを曲げる番である。

明日行くことにして、家内は今日一日文句を言わずにいられるのか。
今日無理矢理買い出しにつきあわせて、ウチの子は文句を言わずにいられるのか。
問題は、この二人の気持に折り合いがつくかどうかだけ。
そこで、「どうする?」と言う家内に私はこう言った。

「気持よく今日明日を過ごすにはどうしたらいいか、二人でよく相談しなさいよ」

そんな話を聞いていたウチの子は、結局不承不承ゲームを止めた。
「偉い! 男だね」(ヨイショ、ヨイショ♪)

不機嫌そうに支度を始めたその背中に、私は重ねて言葉をかける。
「イヤでもやらなきゃならないことがあるんだよ。食べなきゃ生きてけないんだから」
(アレ? これって、いつも自分に言い聞かせてることだったりして)


ま、そんなこんなで無事買い物も済み。
家に帰って再びゲームを始めたウチの子がポツリとつぶやいた。
「やっぱり今日にしてよかった」(うんうん。そうだね)

かたや、ちゃっかり春のワンピまでお買い上げの家内もご満悦。
「雪の日の買い物もちょっと新鮮ね」(はいはい。よかったね)

はぁ……。

立てこもった犯人と、それを取り囲む警察官。
その間に立って犯人の説得にあたるのが、FBIのネゴシエーター(交渉人)だとか。

そのご苦労が、ほんのちょっとだけ分った気がした、私なのでございました。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2008/01/24

ギリギリセーフ

080122yuki2月曜日の雪の予報は外れたけれど。
水曜日の今回は大当たり。

明け方6時過ぎに降り出した雪は、その後も降り続いている。


ウチの子を車で駅に送るのが朝の日課とはいえ。
雪が積もっちゃったらそれも出来ないし。

イザとなったら歩いてってもらおうと、いつもより30分早く4時半に起きました。

前回も同じ時間に起きたけれど、結局降らずに肩透かし。
今回も起きた時には雨さえ降ってなかったのに。

出掛ける支度をしていたら、とうとう降り出してしまった。

きのうの夜の続きの朝まだき。
真っ暗な中、車をスタートさせると。
舞い降りる雪だけがヘッドライトに浮かび上がる。

私の額にも冷や汗が‥‥浮かび上がらなかったのはあまりにも寒かったせい?

とはいえ、その時まではそれほど激しい降りじゃなかったのが救い。
帰宅した後から、勢いを増して雪は降りしきり。
気がつけば、窓からの眺めはすっかり雪景色。

どうやらギリギリセーフだったらしい。


よく考えてみれば。
いつも、あーだこーだと身の不運を嘆いている私だけれど。
それも、こんな時のための貯金なのだろうか。なんて思ってみたり。

・・・でもぉ。

さらによく考えてみれば。
私がラッキーだったんじゃなくて。
ウチの子にとって都合が良かっただけのような気もするんだけれど。

ま、それは深く考えないことにいたします。

| | コメント (10) | トラックバック (0)

2008/01/06

おせち作り

Osetitopm
考えてみれば、日常の身辺雑記として暮はネタの宝庫。
ということで、今回はおせち作りの現場に突撃取材を敢行いたしました。
 
Kuromame28KiniuragosiKimi
 
まずは28日に黒豆を水に浸けておくことから。
一夜明けた翌29日から本格的にスタートしたのでした。
黒豆を火にかけたら、錦糸卵の製作へ。ゆで卵の黄身を裏ごしします。
固い白身はフードプロセッサですることにしてからは、大幅な時間短縮に成功。
白身と黄身を型に入れ、蒸したら出来上がり。
 
KiriwakeKuromamekanseNamasu
 
そうこうするうちに、黒豆もふっくら煮上がって。
冷蔵庫を開けてみると、なんと三色なますが。
そうやって、この日は昼までに三品完成。
その後、夕方からは中学時代の忘年会へお出かけ。(いってらっしゃいませ)

MitorofuNikudango1Nikudango2
 
結局帰りは午前様になった模様ですが、30日も朝からミートローフ作り。
作業台の上では、団子に丸めた鶏挽肉を油で揚げた後、甘辛のタレを絡ませて。
ハイ、肉団子。
 
Nikudango4_2KonbumakiDatemaki
 
数年前、味を付けるだけで出来ちゃう昆布巻きの乾物を見つけてからは。
浮いた時間に白身魚のすり身の代わりにハンペンをミキサーにかけて作る伊達巻きがプラス。(できたては卵焼きなのに、冷めるとチャンと伊達巻きの味になるのが不思議)
以上、この日も午前中に四品完成。
 
Tikuzenni_2Umebana_2Kinuume_2

さて、最終日の大晦日は、三の重の煮物作り。
以前は里芋やタケノコ等、別々に作っていたけれど。
それを筑前煮にしてゴマかす、という荒技を開発してからは、これまた大幅に時間を短縮。(飾りのきぬさやと梅花にんじんをあしらうと、ケッコウ華やか)

ということで、三日間で都合八品。
それに市販のかまぼことテリーヌ、スモークサーモンを加えて。
無事完成いたしました。
 
Osetizum

| | コメント (10) | トラックバック (0)

2007/12/28

年の終わりに'07

1227bubaup今年も、もう少しで終わり。
去年「年の終わりに'06」を書いたのも、ついこの間のような気がするのに。

年を追うごとに一年経つのが早くなって。
何かに急かされるように、坂を転がるように、どんどん月日が流れていってしまう。
たなごころからさらさらと、ぽろぽろと、こぼれていく。


今年を振り返れば、暖かだった冬が終わり、早過ぎる春が来て。
でも、また冬に逆戻りしたような寒の戻りがあって。
ゆっくりと春を味わう間もなく初夏になり。
今年の夏が記録的な猛暑だったのも、ハッキリと覚えているのに。

気がつくと、またこうして寒さに凍えている。

だからこうして書き留めておかなければ。
暖かな春が、鮮やかな夏が、実りの秋が確かにここにもあったことを。

巣穴に木の実を集めて冬越しする小動物のように。
それを少しずつ取り出して慈しみ、冬を乗り越えなければ。

そうやって春の到来を待たなければ。


ということで、今回はリターン雑記「冬至十日目」と共に、今年の締めくくりとさせていただきます。
この一年もおつきあいいただき、本当にありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。

それでは皆さま、良いお年をお迎えください。m(_ _)m

| | コメント (14) | トラックバック (0)

2007/12/25

窓拭きの蹉跌

Zentai小春日和と言うには遅いものの。

朝から穏やかで良いお天気だった昨日のイブ。
私には二つの選択肢が用意されていた。

ひとつは窓のガラス拭き。
そして、もうひとつは年賀状の仕上げ。
 
Dogu以前 大掃除その1でも書いたように。
私にとっての大掃除は、窓拭きをしないことには始まらない。
かたやプリントが済んだ年賀状も、後は宛名書きをするだけである。

しかしこの暖かさはどうだろう。
この日を逃したら、外に出てバケツの水で窓を掃除しようなんて気にはなれないかもしれない。
その時、私の中で何かがささやいた。

「…ネタになるかもしれない」

MaeWiperAtoそれで決まった。
テキパキと植木鉢を移動してスペースを確保。
ついでに落葉掃きをするのも苦にはならない。
(ワイパーみたいな)スクウィージーで、窓の水気を拭き取っていた時の私は、もはや「ルンルン」だったと言ってもいい。

外側の畳10枚分ほどを拭き終え、後はゆっくりと内側に取り掛かるだけだ。
雑巾でガラスの汚れを拭いた後、丸めた古新聞で磨きあげるのがいつものやり方。

ところが。

室内側のガラス磨きをしようとして古新聞がないことに気がついた。
しまった!今日はそれの回収日だったのだ。
なんで忘れちゃったんだろう。
家内が今朝、それを出しているのを見ていたハズなのに。

新聞紙がなくちゃどうにもならない。
慌てて1階まで降りてみると。
そこにはもうすでに、トイレットペーパーに姿を変えたものがポツンと1個、寂しそうに置かれているだけだった。

あぁ…。

私の努力は、どうしてこういつも空回りするのだろう。
そりゃモチロン、迂闊な自分が悪いんだけれど。
間が悪いと言うのかなんなのか。
なにもヤル気を起こしたその日が、古新聞の回収日に当たらなくてもイイではないか。
これはもう、何かにそそのかされているとしか思えない。


そういえば。
野心の奔流に突き動かされ、結果若者が挫折したのは「青春の蹉跌」。
何かに翻弄されて突き進み、挙げ句コケたのは私の「窓拭きの蹉跌」。

その残酷なまでに鮮明な違いが突き付ける、自らの矮小さに打ちのめされた私なのでありました。
トホホ。
(結局、年賀状に切手を貼り終えたのは夜だったしぃ〜)

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2007/12/12

眉のお手入れ

Otiba1夕飯を食べながら、家内がウチの子を見て「また眉の上いじったでしょう」と言った。

「えっ?」と思い覗き込むと。
整理したところからまた新しい眉毛が生えだして、グレーっぽくなっている。

本人曰く「チョット失敗して、伸びるのを待ってる段階」なんだとか。
う〜む…。やっぱり眉を整理するのは難しいらしい。

そこで私も聞いてみた。
「ねぇ、オジサン(←私のこと)の眉はどぉ?」

すると。

家内は「そんなの…わかんなぁ〜い!」と絶句したまま、飯粒を吹き出さんばかりに笑いだしたではないか。
・・・(・o・)
あまりのことに、目を我が子に転じれば。
もうすでに床の上に倒れ込み、茶碗と箸を持ったままやはり悶絶している。
後はただ、二人とも途切れ途切れに「ひぃ…ひぃ…」と息を吸うだけで精一杯のようだ。

…なんということだろう。
私の眉は、同列に論じることも許されないほどのシロモノなのだろうか。


去年、眉を整理する男でも書いたように。
「かつての村山首相の眉を持ち出すまでもなく、年と共に眉は濃く長くなっていくものらしい。
そしてよく見れば、なんと私の眉にもその兆しが。
(長めなのが2、3本、弧を描きながらうつむいてたり)
それからというもの、息子は私の顔を見れば『眉を整理しろ!』とうるさい。」

だから最近は、私も気をつけるようにしてるのに。
先月床屋に行った時だって、ちゃんと眉の下を剃ってもらったし。
(そりゃ、あれからまた伸びちゃったけど)
それに、こないだ自分で長い毛をハサミでカットしたら、眉尻が無くなりそうになっちゃったんだもの。

でも…そうですか、わかりました。

そこまで言うのなら。と、本腰を入れて眉のお手入れをすることにした私。
(なんて、ちゃっかりウチの子にやってもらったんだけど)

「どんな風にする?」と聞かれても。
私の場合、眉の下のボサボサ部分だけスッキリすればいいし。
とりあえず「ナチュラル命」ということで。

さて、時々聞こえる「あ…」という声にドキドキしながらも、なんとか出来上がったようだ。

Atoどれどれと鏡を見て見ると・・・
おぉ…。さすがやり慣れてるコは違う。
なかなか上手いではないか。
(←出来上がりの図)

これでイイ正月が来そうである。

…しかし、しかしと私は考えてみる。

終わった後は、いつもこの状態をキープしようと固く心に決めるのに。
それが持続しないのは、一体どうしたワケなのだろう。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2007/12/09

私のビッグマック

07hitoha今まで折に触れ、我が身の不運を嘆く時にリンクしている「プチ不運」。

今では定番になってしまっているけれど。
今回のプチ不運は、家内の飲み会の日に起こった。


夕方からいないとなると、自分の夕飯をなんとかしなくてはならない。

そこで白羽の矢を立てたのは、折しも期末試験中で早帰りのウチの子。
学校の帰りにマックに寄って、ハンバーガーを買ってきてもらうことにした。

学校へ行く前に、クーポン券の中から気に入ったものを選んでいたら。
嬉しいことに、ビッグマックが150円。
マックチキンがメニューから姿を消してからというもの、マックポークに活路を見い出していたこの私。
150円ならと、久々にお肉二段構えの贅沢を味わうことにした。

ウチの子が選んだのは、テリヤキバーガーとTVで宣伝してるマックラップ。
その他、チキンナゲットとグラコロは、二人で山分けすることで商談が成立した。
マックラップは割り引きの対象じゃないけれど。
ま、この際お駄賃ということにしよう。
なにせ私にはビッグマックがあるのだ。

さて、昼頃に帰宅した我が子の手には、ちゃんとマックの紙袋が。
忘れずに買ってきてエライエライ♪

「試験の出来はどうだった?」と聞くのもソコソコに、私の手はシッカリ紙袋へ。
手渡されたそれを、イソイソとキッチンのカウンターに置いた。
後は夜になるのを待つだけである。

洗濯物をたたみながらも、視線はついカウンターの上の紙袋に。
夕方になって、出掛ける家内も笑顔でお見送り。

なにせ私にはビッグマックがあるのだ。

そうやって待に待った夕飯時。
紙袋から出した戦利品を温め直そうとレンジに入れながら、ふと私はイヤな予感に襲われた。
なんとなく数が少ないような気がする。

慌ててレシートと商品を突き合わせて確認すると・・・。
な、なんと、ビッグマックが無いではないか!
いや、もともとオーダーが通っていなかったらしいから、金銭的には損してないけど。
クーポン券だけ取られてオーダーをスルーされるなんて。

メインディッシュを失った私に残された選択肢は、グラコロを一人占めすることだけ。
やむを得ずそれを頬張りながらも、私はある思いをも噛み締めた。


…そういえば、昔から喫茶店でも注文を忘れられることがあったっけ。
でも、まさか子供に頼んだお使いにまで、その影の薄さが及ぶとは…。

どうやら私のこの運の悪さは、時空をも越えだしたらしい。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2007/11/21

怪我の功名

071121koyo毎週日曜日は食糧の買い出しの日。
車でスーパーに行き、一週間分を買いだめしてくる。

まだ小さくて、一人で留守番できない頃はもちろん。
文字通り貴重な担い手となった現在。
ウチの子には、そのまま荷物持ちとして同行してもらっている。

週に一度のお出かけを、喜んでいたのはとうの昔。

今じゃイヤイヤだけれど。
それでも付き合ってくれるのはありがたい。


そんなある日の買い出し帰り。
いつものように踏切の渋滞につかまってしまった。

無言の車内には気詰まりな空気が漂う。
そこでそれを打破すべく、私はしりとりを提案することにした。
(というより勝手に始めた)

「しか♪」(^o^)

すると、隣に座っていた息子は。
「…カン。はい終わり」(-_-)

・・・(・o・)

カワイくなぁ〜い。
せっかくその場を和ませようとサービスしてあげたのに。

しかし、そんなことでメゲるような私ではない。
「アメ♪」
「…めん」

ク、クヤシイ。(T_T)

最後が「ん」で終わるのって結構あるじゃん。
もしや私は、ミスを犯したのだろうか。

などと悔やんでいると。
「…これ、面白ぇ〜!」とウチの子が食いついてきた。


あらぁ…。
世の中何が幸いするかわからないもの。

こういうのを、怪我の功名と言うのかしらん。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2007/11/07

ひきかえるヒキガエル

1024inutadeそれは今朝のことだった。

いつものように学校へ行くウチの子を、駅まで送ろうと駐車場へ向かっていると。
「キャ〜ッ!」という家内の悲鳴が聞こえた。

何事だろうと玄関に戻ってみると、そこには10cmはあろうかというカエルの姿が。
(下の方に写真があるので苦手な方はご注意を)

おぉ!ヒキガエルだろうか?
こんなに大きなのを見るのは子供の時以来かもしれない。

なんでも、家内が玄関のドアを開けると、なにやら枯葉色のものがあったんだそう。
「プラタナスかなんかの落葉?」と思ったものの。
立体感があって、しかも重量感タップリ。
はて?何だろうとシゲシゲ見たら‥‥
という次第。


その声に驚いた私とウチの子が引き返してきたもんだから。
カエルは開け放ったドアから玄関のタタキに入ってしまった。

たまらず寝室に逃げ込む家内。
まるでその後を追うように、上がり框から廊下へと這い上がっていく。

追われるから逃げる。

ノソノソと動く姿はなんだか愛嬌があって可愛いが、このままでは本当に寝室に入ってしまいそうである。
そこで私は、先回りしてスリッパで行く手を阻むことにした。
(カワイイと思いながらも、やっぱり素手でつかもうとまでは思えないし)

ピョンピョン跳ねるかと思いきや、そんな気もないらしい。
スリッパで押し戻すと、方向転換もせずにそのままゴロンと仰向けになってしまう。
(そんな様子もやっぱりカワイイ♪)

そうやって、なんとか外に出すことには成功したけれど。
忙しい朝のこと、とても写真を撮ってるヒマなんてないし。
後ろ髪を引かれながらも駅に向かった私なのでありました。


案の定、家に戻ってあたりを見回したって影も形もありゃしない。

「あ〜ぁ…」
しかし、絶好のシャッターチャンスを失って落胆する私に、なんと家内は写メしといたと言うではないか。

…さすが、わかってらっしゃる!

ネタ切れで今日は更新できないと思ってたのに。
ヒキガエルとひきかえに、思わぬオチをゲットできたのでした。

Hikigaeru2
 
 
コレがその写真
ちなみに
壁のタイルの一マスはちょうど5cm
その大きさが偲ばれます

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2007/10/31

リーダーとの遭遇

1024himeturuそれはいつもの病院でのこと。

診察を終えた私が、受付前のベンチに座っていると。
おしゃべりをしながら、数人の男達がやってきた。
声から察するに、まだ若い感じ。

時は平日の午前中、所は病院の受付前。
つまり、思いっきりその場にそぐわない人種である。

「夜中に花火なんか上げちゃう系?」
なんて思いながら見上げると。想像したよりは(お年が)いっている三人連れ。
っで、ちょっと安心。


受付前のロビーには、ベンチが縦4列、横3列くらい置いてある。
私が座っていたのは、一番端の、そのまた端っこだったけれど。
男が4人座るにはキツそうなそのベンチ。
結局一人だけが座り、後の二人は正面の壁際に立っていることにしたようだ。

一人は、四十に手が届きそうではあるが、ダイヤの(ように見える)ピアスをしている。(やっぱりアヤシイ)
スニーカーとジーンズの上は、黒いTシャツに脱色した黒いデニム地のジャケットといういでたちで。残りの一人も、それよりは大人し目というだけで似たような感じ。(ますますアヤシイ)

それにしても、どうして一人だけ座ってるんだろう?
と興味を引かれた私は、その御仁に目をやって驚いた。

なんと、ブ、V6のリーダーではないか!

えっと、イノッチじゃないし、岡田クンでもないし。
誰だっけ?…あぁ、クヤシイ!名前が出てこないっ!!
などと私が秘かに身悶えていると。

「坂本まさゆきさ〜ん」と呼ぶ調剤の人の声。(そうそう、坂本クンだった♪)

カウンターに向かった坂本クンは、グレーの霜降りパーカーをお召しになって。
それも裾がゴム編みじゃなくて、まつってあるだけなのもオシャレ。
(なんかいきなり贔屓してます?)
ローライズのジーンズで見え隠れしてるエンジ色の太い布製ベルトも、ギンギンに鋲とかが付いてないのが落ち着いた感じだし。
スクェアカットでありながら、チョット爪先が細長いスニーカーは、ビニールみたいにピッカピカ。(もしかしてエナメル?)

総じて「気は抜いてるけど、手は抜いてない」って感じでございました。


…しかし。リーダーとの思わぬ遭遇の後、トイレに入った私は見てしまった。
その鏡に写る、少々乱れた髪をした自分の姿を。
(自転車で風を切ってきたもんだから、ほら)

う〜ん。芸能人を見た直後に、鏡は見ない方がイイかもぉ。

V6dvd2
 
 
家内が持ってたV6のDVD。
「どぉ〜して写メしなかったの!」
と後で責められました。(T_T)

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2007/10/22

混ぜるな危険!

Siro_kogiku最近、洗浄剤等でよく見かけるのが「混ぜるな危険」の表示。

なんでも塩素系のものと酸性タイプのものを混ぜたりすると、有毒な塩素ガスが発生してとっても危険なんだとか。

そういえば「♪しつこい汚れに酸が効く」なんてCMソングもあったようだし。
洗浄力を強くすれば、それだけ危険が増すのかもしれませんね。


ところで、話は変わって先日のこと。

ちょっとビロウなお話で恐縮ですが。
私はトイレで用を足しておりました。

さすがに大の時には閉めるけど、小の時はドアを閉めないことが多々ある私。
ふと気がつくと、背後にウチの子の気配が。
どうやらトイレの順番を待っているらしい。

その時、一年ほど前の記憶が蘇った。

やっぱり同じシチュエーションで、ウチの子が順番待ちしていた。
それは知ってたんだけど。
用が済んだ後、何気なく水を流した私に。
「どうせ後でオレが流すんだから、無駄なんじゃねぇ?」と言う。

…なるほど!それは言えてる。(節水にもなりますしネ)

その言葉にいたく感心した私。
そんなことがあったもんだから、今回は流さずにトイレを出た。
すると、立ち去る私の背後でウチの子の声がする。

「混ぜるな危険♪」

へ?っと思った私がその意味を聞いてみると。
…ハイ。もうお分かりですね。

「なんて面白いことを言うのだろう!」

我が子ながらアッパレなその発想にホレボレしていると。
すかさず家内が口を挟んだ。
「やっぱりこの親の遺伝子を混ぜると危険ねぇ…」

・・・(・o・)

う〜ん。
病的なまでに強健な精神の家内と、くずおれそうに繊細なこの私(なにか?)。
どっちにしても濃いめのキャラだし。

…それは言えてるかも!

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2007/10/19

はちたいけん

Reukansa3_2えぇえぇ、忘れませんとも。
あれは三日前の火曜日のこと。

その日は、今にも雨が降り出しそうな曇り空。

朝早くから干していた洗濯物は、それでもなんとか乾いていたらしい。
雨で濡れてしまうよりはと思ったのだろう。
昼寝から起きた私がリビングに行くと、カゴの中には家内が取り込んだ洗濯物が。

それをたたんでしまうのが、いつからかお役目になっているこの私。
寝起きの頭でボォッとしたまま、眠気覚ましにそれをたたみ始めた。

あらあら…。カゴに放り込んだままだから、Tシャツがしわだらけ。
それを伸ばそうと、私が裾から手を突っ込むと・・・

痛っ!!!

その瞬間、電気が走ったような激痛に襲われた。
慌てて引っ込めた手の平を見ると、やっぱりトゲが刺さっている。
しかし、それを指で抜きながらも私はいぶかしく思った。

トゲってこんなに痛かったっけ?…
その尋常ではない痛みに、脳裏を横切るイヤな予感。

もしやTシャツの中に蜂でもいて、それに刺されたのでは?

いまだかつて刺されたことのない私。
普段、蚊に刺されただけでもプックリ腫れてしまうのに。
これが蜂だったらどうなってしまうのだろう。
アナフィラキシーショックとか、まがまがしい言葉が頭に渦を巻く。
(ただでさえ風邪で熱っぽいのに、夜中になって熱が出ちゃったりとか)

せめて毒を吸い取らなくちゃと手の平をチュウチュウしたり。
石鹸で洗って消毒薬をかけて。
そんなことをしているうちに、やっと少し落ち着きが戻ってきた。


10_16hati1そうだ!まだ犯人を捕まえていない!!

針が抜け落ちたところを見るとミツバチのようだけど。
っと思い、たたんであった洗濯物を見ると。
案の定、容疑者はその上でヨロヨロしているではないか。
当然、即座にお引き取り願ったけれど。
その前に写真撮影も怠りなく。
(こんなに痛い思いをしたんだから、せめてネタにしなくちゃネ)

幸い腫れなかったし、痛みも一時間ほどで治まったけれど。
とんだ私の初(ハチ?)体験。

なにより、今までは刺されてもまだ一回目だからと余裕があったのに。
たった一枚の切り札を使っちゃった今、その猶予もなくなって…。

どぉしよぉ〜。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2007/10/07

法事の朝

10_5komurasaki昨日は実家の法事でございました。

当日は朝が早いし。
イザとなって慌てないように、前日までには準備を終えなくっちゃ。

そう思って、タンスから喪服やもろもろの付属品を‥‥出したまではよかったけれど。
よく見たらワイシャツの右胸あたりにシミが!
アレ?クリーニングから戻ってきたまま、袋から出してないのに…。

日頃スーツを着る機会もない私。
ワイシャツを着るなんてことも、年に一、二度あるかないか。
ただでさえ少ない手持ちのシャツを、去年クリーニングに出したまま。
取に行くのを忘れて、無くしちゃったのが惜しまれる。

以前は家で洗濯してたけど。
しまってあったそれを数年ぶりに出してみたら黄ばんでて。
以来、ワイシャツはクリーニングに出すと決めている。
本当はビニール袋から出して保管した方がいいんだろうけれど。
またしまいジミがついてもイヤだしと、大事に袋に入れておいたのに。
これだったら同じジャン‥‥なんて悔やんでみてもしかたない。

もともとクリーニングだけじゃ落ちないシミがあったのかもしれないし。
(そーいえば、前回上着を脱いでラーメン食べた!)
どっちにしろ上着を着たら分からないしと、コレは見なかったことに。


さて、いよいよ当日の朝。

シャツを着てネクタイを締め、吊るしてあったブラックスーツを着ることに。
実はコレ、結婚した時に買ったもので。
ズボンもノータックという、当時主流のややタイトなシルエット。
その後、肩パッドモリモリのソフトスーツが流行った時に、何度も買い替えようとしたけれど。結局それっきり。

なんとなくズルズルと着続けてたら、流行も一巡したみたいで。
気がつけば、主流はまたジャストフィットに戻ってる。
これもまた、結果オーライということで。

なんて思いながら左腕を袖に通し。続いて右腕を通そうとしたら‥‥アイタタタ!
タイトなシルエットがあだとなり、例の五十肩が痛い。


あれからなるべく動かすようにしてたのに。
日毎にジワジワ固まってきて、夏頃には手を腰に当てるのも痛くなった。
(肩にヒネリが加わるから)
しかたなく、右腕を先に通してから自由の利く左腕を突っ込んで。
なんとかことなきを得たけれど。

数年に一度しか出番のない礼服はごまかせても。
それを着る、体の方はごまかしが利かないなんて。
なんだかトホホでございます。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2007/10/04

布団が恋しい衣替え

Sarubia_29月最後の土曜日。

それは前日の暑さから一転して、雨降りの寒い一日。

それまではタオルケットで寝ていたけれど。
肌寒い日には、それじゃチョット心もとない夜もあったから。

衣替えを明後日に控えたその夜は、さすがに薄手の布団でも掛けないとヤバいかな?
なんて思ったりしたものの。

なにせ寝室にあるのは奥行きの浅いクローゼットだけ。
とても布団なんかしまえないし、それはリビングの物入れの中。
普段寝てるのはベッドだから、押し入れがなくてもなんとかなるけれど。
わざわざ取に行くのはカッタルイし。
こんなふうに、イザという時困ってしまう。


月日が経つほどにドンドン物が増えちゃって。

布団をしまってある物入れの扉の前には、溢れた物を詰め込んだ棚が置いてある。
キャスター付きとはいえ、その前にはそれでも入り切らなかった物が積んであるし。
それをどかして棚を動かし、その隙間から扉を開けて布団を出して…。
なんて想像しただけでアッサリと諦めた。

しょうがない。今夜はとりあえず厚手のパジャマでごまかそう。
そうやって、見切り発車で寝てしまったけれど…。やっぱり寒い。
あぁ…。さみぃ〜。


っと思いながらも、ウトウトしていたらしい。
「ホレッ!」と言いながら、突然くるまっていたタオルケットを引き剥がす家内の声で目を覚ました。

ひえぇ〜!

そんなご無体な。お代官様お許しを…。
あまりの仕打ちに小鳥のように怯える私。

が、しかし。

あな嬉しや!
なんとお代官様は、私があれほど恋い焦がれていた布団を掛けてくだすったではないか。

…う〜ん。あったかぁ〜い。

これも先日、家内の誕生日に買ってきたバースデーケーキの、いやちこなるご威光の賜物かしらん。
その霊験あらたかなご利益に、しばし感じ入った私なのでございました。

| | コメント (11) | トラックバック (0)

2007/10/01