あげる/その2
敬語は難しい。
特に「差し上げる」は分かりにくい。
「あげる」は「与える」「やる」の謙譲語。
下から上へ「上げる」のだから、それはいいとしても。
反対に上から下への尊敬語は「下さる」のかと思ったら。
「賜(たま)う」なんだとか。
(そこまでの敬語を要求される場面には遭遇しなさそうだからいいんだけど)
尊敬語の「くださる」の基本語は「くれる」。
で、その反対は「もらう」だから、謙譲語は「いただく」になるんだそう。
なんか「あげる」「くださる」「いただく」の三つどもえって感じになっちゃうし。
ここはやはり、「あげる」は単独で考えないとこんがらがりそう。
ところで、実際に「あげる」を謙譲語として使う時には、「差し上げる」になるんだろうけれど。
ここでもまた疑問が。
例えば、同じお稽古教室の生徒同士だった場合。
先生にお歳暮をあげたか尋ねる時。
「先生にお歳暮を差し上げましたか?」でいいのだろうか。
確かに先生には敬意を払った言い方だけど。
肝心の話し相手の行為を謙譲しちゃうのはマズそうだし。
現実的には「差し上げた方がよろしいんでしょうか?」とか言い換えたり?
他にも、目上の人の子供にあげたい時。
「お子様に差し上げてください」も危なそう。
上がって下がるとなると、もうお手上げ。
(「お渡し下さい」で逃げた方が無難?)
「あちらを立てればこちらが立たず…」は世の常だけど。
どっちにも失礼のないようにしようとすると、自分がヒンシュクを買っちゃったり。
とかくに人の世は住みにくい。
敬意を払う相手が複数になると、どうしてこんなに複雑なんでしょ。
●追記:私の疑問は「二方向への敬語」なんだとか。
↓いろいろ検索してみたところ、とっても参考になるサイトさんを見つけました。
http://www3.kcn.ne.jp/~jarry/keig/c01c23.htm
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私が中学生の時だ。
「心安立て」なんて言葉がある。
はい、私が悪うございました。
と、言っても。
この前の「霹靂(へきれき)」といい。
杯を酌み交わす。
イラストの仕事で、コンピュータが便利な事。
「はな」という言葉の語源。
年を取ると涙もろくなるなんて言われるけれど。
つい最近、またボキャブラリーが増えてしまった。
子供が言葉を覚える時。
「言葉のアヤ」
「雨風をしのげる家があれば良い。」
"Bon appetit!"
ある時、「透徹」という言葉が頭に浮かんだ。
「古きを温ねて新しきを知る」
「なにげに」、「さりげに」。
「あの人は、『食えない』んだよねぇ…。」なんて言い方がある。
ある時、ウチの子から「『いじらしい』って、どういう意味?」と聞かれた。
最近あまり聞かれないけれど、「スープが冷めない距離」というのは、世帯間が良い関係でいられる距離を表す言葉として有名だ。
その美しい葉色で、冬のあいだ目を楽しませてくれた葉牡丹も、そろそろトウが立ち始めた。


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